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モーター スポーツ コラム 2023年5月19日

【SUPER GT あの瞬間】名取鉄平選手(No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)「上位を狙える確信はあったし、すばらしいセッティングのおかげで勝てた」 | 2023 SUPER GT 第2戦 富士

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──レースでは、2号車(muta Racing GR86 GT)、52号車(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が序盤にピットインしてGT300車両ならではの戦略を採り、異なるアプローチをしてきました。名取選手がコースインするときには2号車がおよそ9秒差で先行していましたが、抜けるという自信はありましたか?

名取:ロングランに関しては、“もう気合でなんとかしてやる!”みたいに変な自信があって、大丈夫だと感じていました。残り30周ぐらいあったんですが、 思いのほか追いつくのが早かったので、“あ、これはいけるな”って。ちょうどダンロップ(コーナー)のところで(2号車が)GT500(車両)に詰まって、うまい具合に差を詰めることができたんです。ちょうどその前(の周)で1秒ぐらい離れていて、(差が)詰まりそうで詰まらない……みたいなことが結構続いていたんですが、このチャンスで一気に詰めることができました。どこでオーバーテイクするか悩んではいたんですが、2号車に対して(自分たちの)GT-Rの強みはどこかと考えました。低速から中速へのトラクションだったり(ストレートスピードの)伸びが早いので、最終コーナーで仕掛けるまでは至らなくても、フェイントをかけて1コーナーでオーバーテイクするのが一番いいシナリオだと瞬時に考え、それを行動に移しました。自分のなかでは作戦通りというか、戦略的にうまくいったと思います。

──セオリーどおり、しかも1回で仕留めたのが素晴らしい。

名取:本当ですか?(笑)でも、GT-Rの強みはそこなんで。GT-Rは低速から中速の伸びがすごく強いんで、そこを活かすには最終コーナーで並んでおくのがいいなと思いました。最初、最終コーナーで並ばずに1コーナーで挿すっていうのも考えてはいたんですが、もし挿さずに1コーナーだけを狙ったら、インを閉められたときにどうなるか自分の頭の中でまだ読めてなくて。そう思ったので最終コーナーでインを狙っておきたいなと考えて、それを行動に移したという感じでした。

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