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モーター スポーツ コラム 2022年12月30日

“サヨナラ”ではなく“また今度”…… 2023年からフォーミュラEに挑戦するサッシャ・フェネストラズが、日本で学んだもの

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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2021年もKONDO RACINGから参戦予定だったのだが、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、日本政府が水際対策を徹底。この時、一時的にヨーロッパに戻っていたフェネストラズは、ビザ更新が間に合っておらず、約10ヶ月にわたって来日が叶わない状況が続いた。

それでも、フェネストラズは日本のレース参戦を諦めずに、再入国の可能性を日々模索。およそ10ヶ月ぶりに来日して以降も、水際対策が緩和されるまでは、都内に借りているマンションを拠点にして、日本のレース活動を優先した。

そして迎えた2022シーズン。第1戦富士で3位表彰台を獲得したフェネストラズは、各レースで上位争いに加わる活躍を披露。第4戦オートポリスで2位に入ると、続く第5戦SUGOでは2番グリッドから、野尻智紀(TEAM MUGEN)とのスタートでの競り合いを制してトップに浮上。セーフティカーが何度も導入される荒れたレース展開となったが、最後まで攻め続ける走りをみせ、念願のスーパーフォーミュラ初優勝を飾った。

第5戦では王者の野尻智紀を抑えスーパーフォーミュラ初優勝を果たした。

第6戦富士では不運なアクシデントに見舞われるものの、終盤戦まで力強く戦い続け、シリーズランキング2位を獲得。今シーズン、近藤監督も「そういう(スーパーフォーミュラでの)1年目と2年目があったのだから……3年目はぜひ“お返し”して欲しい」と期待を寄せていたが、それに応える活躍をみせた。

コロナ禍でレースができないなど大変な思いをしつつも、日本の舞台で戦い続け、トップドライバーのひとりとして成長していったフェネストラズ。来季から新たな挑戦が始まる一方で、日本のレースからは一旦離れることになるのだが、彼は取材のたびに「また、いつか必ず日本のレースに戻ってくる!」と強調していた。

それだけ、彼が日本で過ごした4シーズンというのは、かけがえのないもので、多くの学びがあったのだろう。

「この4年間で、僕は“プロフェッショナルなレース”というものを学んだ」

シーズン最終戦での取材で、フェネストラズは、こう語り出した。

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