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モーター スポーツ コラム 2022年8月19日

今年2度目の“2連戦”。注目集まるタイトル争いの行方は?

SUPER GT by 吉田 知弘
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だが、過去を振り返ると、TEAM IMPULは夏のもてぎで強い印象がある。これまでに蓄積してきたデータもうまく活用できれば、2戦連続で高ポイントを獲得することができる。ただ、彼らがここ数戦課題として挙げているのが、予選での速さだ。もてぎはレース中の追い抜きが難しい分、予選のポジションが重要となる。何れにしても、平川にとっては逆転チャンピオンのために2連勝は必須項目。そこを目指しての週末になっていきそうだ。

野尻との差を少しでも詰めたい平川亮(carenex TEAM IMPUL)

同じく、前回の富士ではリタイアによりノーポイントとなってしまったランキング3番手のサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)だが、彼は2020年のデビュー戦で3位表彰台を獲得し、相性は悪くない。また8月上旬のSUPER GT第4戦でGT500初優勝を飾り、勢いに乗っているのは確か。前回が不完全燃焼で終わってしまった分、その鬱憤を晴らすレースを期待したい。

そのフェネストラズと同じく、先日のSUPER GTで初優勝を飾った宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)も目が離せない存在だ。ここまで3位表彰台が最上位で、それ以外のレースでも速さはみせているが、全てがうまく噛み合わず、表彰台に手が届いていない。ただ、シーズン序盤から勢いがあるのは確か。先日のGT500初優勝の勢いをスーパーフォーミュラの舞台でも発揮できれば、トップカテゴリーふたつ目の初優勝も見られるかもしれない。

宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)はSUPER GT優勝の勢いそのままに、スーパーフォーミュラでも初優勝を狙う。

この他にも、優勝候補に匹敵するドライバーが多く参戦しているスーパーフォーミュラだが、再三触れている通り、もてぎ大会は“予選ポジション”が重要な鍵となる。そのため、まずは第7戦の公式予選を誰が制するかで、週末の流れが大きく変わっていきそうだ。

野尻がこのまま逃げ切って、このもてぎでチャンピオンを決めるのか。それともライバルが待ったをかけるのか。今回も注目の大一番になることは間違いないだろう。

文:吉田 知弘

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吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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