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モーター スポーツ コラム 2020年8月14日

2020SUPER GT第2戦レビュー|FR化したNSX-GTが初優勝に湧いた灼熱の富士。その裏で“GT500の厳しさ”を知った1人のドライバー

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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「昨年からバケットと組んで速さはあったけど勝てなかったので、『今年は勝とうね』と(お互いで)言っていました。昨年に関しては速さを活かせる戦略という部分が足りなかったのではないかとチームとの話し合いの中でも出ました。そこでレースの展開であったり、タイヤ交換のタイミングとかをもう一度しっかりと見直して、より自信を持って作戦を立てられるよう準備をしてきました。堂々とレースができたのが良かったんだと思います」

優勝会見では、次戦に向け「鈴鹿だけはなかなか上手くいかないことが多くある。」と語った塚越だが、良い流れで鈴鹿に臨めるはずだ。

そう語った塚越だが、過去の苦い思い出を払拭することはできず、チェッカーを受けるまでは不安がつきまとうレースだったという。

「17号車というか僕自身は、過去にもこういう(トップを快走している)時に何か起きたりしたので、最後まで油断できませんでした。後ろとのギャップがあっても何が起こるか分からないレースだったので、最後まで集中して走りました。それこそチェッカーを受けたことを何回も確認したくらいで『もう1周残っているんじゃないか?』と思うくらい心配でした」

また今回の勝利はホンダ勢にとっても特別なものとなった。今季からドイツツーリングカー選手権(DTM)との共通車両規則『Class1』に準拠するため、NSX-GTのFR化を決断した。その新しい車両での初勝利ということに、佐伯昌浩ラージプロジェクトリーダーも胸をなで下ろしている様子だった。

「社内で色々議論はありましたが、Class1規則にNSXで参戦を認めてもらったということで、個人的にも“早く優勝を”という使命感がありました。そこに対してひとつクリアしたということで、安堵しています」

「ただドライバーもエンジニアも含めて皆んなが納得したクルマが作れていたかというと、そうではないと思います。その辺をまとめていくのがHRDの役目でもあるので、そこに対してはまだまだやっていかないといけないなと思っています。(初優勝できて)嬉しい部分と、まだまだ頑張らなければなと思う部分と、少し複雑な気持ちではありますね」

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