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モーター スポーツ コラム 2019年9月11日

小暮卓史が小暮卓史について語る小暮卓史のための小暮卓史 「SUPER GT第6戦オートポリス」

小暮卓史が小暮卓史について語る小暮卓史のための小暮卓史 by J SPORTS 編集部
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・終盤、路面はドライへ
ところが実際には雨はあまり降らず、コースもどんどん乾いていった。結果的にタイヤには厳しいコンディションになっていきました。レインでコースに向かってからしばらくはペースがすごく良くて、いい感じだったんですけどね……。前を行く55号車もペースが速かったんで、追いつくのは難しいのかも、と思っていた矢先、55号車がいなくなる(※3)という無線を聞きました。これでトップに立つので、なんとかポジションキープしたいという気持ちが俄然強くなりましたね。

とはいえ、やはりタイヤのことが気になっていました。レインでコースインし、数周は問題なかったんですが、徐々に厳しくなっていたので。だから、トップに立ったあと、後方から720号車が来たときには向こうのペースが想定していたほど落ちなかったので、これはヤバいぞと思いました。先行されたときですが、ちょうど目前にGT500のクルマがいて、720号車にほんといいタイミングで先行されちゃいました。あのとき、ブレーキングでもうちょっと我慢しようと思えばできたんです。だけどGT500に追突しちゃう可能性もあったので(苦笑)。してやられました。

そのあと、スリックの60号車が来て……。もう圧倒的に速かったですね。最終コーナーであっさりやられました。違うクラスの車両が来たのか、と思うほどの速さでした。ウエットとドライとでは1周10秒くらい違ったようです。なのでこればかりはしょうがない。でも、720号車はなんとか押さえたかったなぁ。結果として目標にしていた表彰台には上がったけれど、3位でなくて優勝や2位が見えていただけに、その悔しさが残りますね。

・ランキングは暫定2位に
一方、シリーズランキングでは暫定でクラス2位に浮上しました。トップの55号車との差は5点。もし、今回2位に入っていたら、差がわずか1点になるので、これはデカいなぁ。ただ、まだ残り2戦ありますからね。次からはウェイト(※4)も軽くなるし、ここからが頑張りどころだと思っています。

僕自身、次のSUGOは好きなサーキット。公式テストも事前に行っていますが、ウラカンとコースの相性もいいですよ。気温が下がってもそれに見合うタイヤも用意できます。コースにマッチしたクルマをチームが作ってくれると信じています。雨になっても問題ない。ウラカンは雨が強いので、どんな天候でもいいレースができる。楽しみな一戦になります。

いい戦略を立てる力がチームにはあるので、着実なレースをすることで結果はついてくるはず。逆に、レース展開が荒れたら荒れただけ、それをチャンスに変える力が僕らにはあると思っています。クルマがどれだけポテンシャルを発揮してくれるのか、僕としても期待を寄せているんです。それがキーポイントになると思うんですが、SUGOでも表彰台、それもさらに高い位置に立ちたいと思っています。
※1:第6戦オートポリスでのウェイトハンデは51kg。
※2:60号車は、後半スティントでドライタイヤを選択。雨が上がった終盤、怒涛の追い上げを見せて逆転優勝を果たした。
※3:55号車はピット作業後、ピットレーンでGT500車両と接触。のちにファストレーン優先権違反によるドライブスルーペナルティを受けた。
※4:SUPER GTが定めるウェイトハンデ制では、第7戦から搭載する重量が変更される。第2戦〜第6戦までは獲得ポイント、1ポイントを2kgに換算したウェイトを積載。第7戦では、ポイントの換算が1ポイント1kgとなる。結果、55ポイント獲得の88号車は55kgのウェイトハンデを搭載する。


まとめ:島村元子
J SPORTS編集部

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