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1987年
日本のモータースポーツ界は、何か浮き足立っているように感じた。経済は好調。右肩上がりになってバブル景気がスタートしていた。しかし、自身には特に何の変化もなかった。“浮き足立って”という表現は、モータースポーツファンの皆さんには失礼な表現かもしれない。だって、日本人初のレギュラーF1ドライバーとして中嶋 悟さんがF1GPに参戦!がその年だった。
当時、モータースポーツ専門誌のレーシングカート取材を担当していました。
87年の全日本カート選手権開幕戦を、茨城県の猿島カートランドで迎えていた。予選日、パドックが一気にざわついた。当時は、デジタルタイミングモニターなどなかった。結果を知るにはタイムトライアルが進むにつれて、各チームの計測を個々に取材して総合し、公式タイム計測結果を待つしかなかった。他雑誌の記者が教えてくれて。「サト君がポールをとったみたいだ」
レースの直前に16歳になったばかりの少年がトップクラスA2のタイムトライアルでベストタイムを叩き出したのだった。その少年は、前シーズンには一つ下の全日本A1クラスのチャンピオンを獲得してステップアップ。いきなり速さを披露した。そのレースで少年は、エンジントラブルでリタイヤ、A2クラスデビュー戦で勝利を得ることはなかったが、年間3勝をあげてチャンピオンを獲得。1989年にもチャンピオンに輝いて、翌年4輪、F3にステップアップしていった。
先週。2月9日 横浜。
日産自動車株式会社2019年モータースポーツ活動の発表会が催されました。
その際に一人のドライバーの現役引退式が行われました。
同社にとっては、国内のトップカテゴリーであるスーパーGT選手権(GT選手権)で22年間に渡って中心ドライバーとして活躍、16勝を挙げ、3度のチャンピオンに輝いた。
彗星の如く現れた天才少年、本山 哲が時を経て引退の時を迎えた。
本山 哲選手が今後はエクゼクティブアドバイザーとして日産のモータースポーツを支えると発表された。
彼の経歴は、GTのみならず、国内のトップフォーミュラ、ツーリングカー、そしてスポーツカーの近年結果の上位に必ず記録されてきた。
16歳だった少年が47歳となってヘルメットを置いた。
お疲れ様でした。
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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