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サッカー&フットサル コラム 2026年5月5日

帰ってきた全国ファイナリスト同士の初顔合わせ!高体連屈指の高強度対決in西京極! 東山高校×米子北高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第6節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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東山高校・原達輝

東山高校・原達輝

12年ぶりに帰ってきたプレミアリーグの舞台でも、高強度の守備は確実に通用していると言っていいだろう。東山高校は5節終了時で1勝2分け2敗という成績を残し、現在は10位に付けているが、特筆すべきは失点の少なさ。ここまで3失点という数字はリーグ最少。3試合でクリーンシートを達成している。

「前回は正直インターハイや高校選手権に重きを置いていたので、90分ではなくて、80分のゲームを仕込んでいたんですよね。だから、ラスト10分で追いつかれたり、逆転される試合も実際にあったんですけど、今はプレミアの基準で22試合やる、その中でインターハイ、選手権があるという考えに変わってきています」と話すのはチームを率いる福重良一監督。改めてこのリーグを全力で戦い抜くことへ、真剣にフォーカスしている。

2年ぶりにプレミアへと帰還した米子北高校も、ここまで2勝1分け2敗の5位と、上々の序盤戦を過ごしている。敗れた2試合も決して内容は悪くなく、とりわけ第4節のガンバ大阪ユース戦はゲームリズムを引き寄せながら、終了間際の失点で0-1と敗れたものの、ガンバの選手たちも口々に相手のやりにくさを語っていた。

すると、無敗を続けていたヴィッセル神戸U-18をホームに迎えた前節は、4-0という衝撃的なスコアで首位を撃破。「相手が疲れていた感じはありましたけど、結果はとんでもなかったですね」とは中村真吾監督。5試合を終えて10得点を記録しているあたりに、今年のチームのスタンスが垣間見える。

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東山のキーマンには、ダブルキャプテンの1人を任されている麻生太朗を推したい。昨シーズンのプレーオフでも2試合にフル出場を果たし、チームの昇格に大きく貢献。「1年生のころから試合に出させてもらって、経験は人よりあるので、チームのミスを一番後ろで助けることだったり、苦しい時に声を出して、というところは意識しています」と守護神の自覚も十分だ。

高校ラストイヤーに向けても、「毎週凄くレベルの高い相手とやれる分、プレミアリーグでの経験がインターハイと選手権にも生きると思うので、それを良い形で繋げていきたいです」ときっぱり。チームを最後尾から熱く支える背番号1のファインセーブが、今節も勝敗のカギを握ることは間違いない。

麻生とともにダブルキャプテンに指名されたのは、左サイドバックを主戦場に置く原達輝だ。好きな選手にリヴァプールのアンドリュー・ロバートソンを挙げるだけあって、オーバーラップからのクロスは言うに及ばず、セットプレーから繰り出す左足のキック精度はチームの重要なアクセントになっている。

自身としては初挑戦となるプレミアに対しても、「良い意味で失うものがないので、そういうメンタリティでどんどん積極的にやっていきたいですし、自分たちの個性を出しながら、どういう形でチャレンジャー精神を出して戦っていくかを考えていきたいです」ときっぱり。腕章を巻く背番号5のレフティにも大いに注目したい。

【高円宮杯U-18プレミアリーグ】土屋雅史の深掘りレポート2026 第6節

米子北の絶対軸は、1年時から出場機会を掴んできた熊野俊典だ。2024年シーズンもプレミアで15試合に出場し、きっちり経験を積み重ねると、昨季はケガに泣かされた時期もありながら、プレーオフでは2試合をピッチで戦い抜き、2年ぶりのプレミア復帰の瞬間をピッチで味わうことになった。

今シーズンはキャプテンにも就任。「去年よりも責任感も増していますし、自分がもっとやらなきゃいけないなと思っています。やっぱり失敗を恐れたらダメなので、チャレンジする気持ちを忘れずに、全員で一致団結できたら、プレミアリーグでも十分戦えると思っています」。仲間と自分を信じるリーダーが、最後方からグループを力強く引き締めていく。

2026年の9番を背負った大原暁には、前線での爆発が待たれている。ここまでの5試合では、まだ得点こそ奪えていないが、快勝を収めた神戸U-18戦でも、自身も特徴として認めるドリブルで10秒近い時間を作り、奈良碧士のチーム2点目を逞しくアシストしてみせた。

中学時代の所属チーム欄に『Yonago Genki SC U-15』と記載されているように、大原は米子出身。地元で育った選手が活躍する意味も、本人はしっかりと心に刻んでいる。「自分がプレーしてきたチームの監督やコーチといった、支えてくれた人に成長した姿を見せたいですし、自分も北高を見て、憧れて、『ここに入りたい』と思ったので、小さい子たちにもそう思わせられる選手になりたいです」。憧れていた側から、憧れられる側へ。“北高”が誇る背番号9のストライカー、覚醒間近。

近年は両チームとも全国レベルで結果を残しており、東山は2022年度の高校選手権で、米子北は2021年度のインターハイで、堂々と決勝へ進出。惜しくもどちらも準優勝となったが、日本一を明確な目標として掲げるだけの実力は有している。

プレミアに帰ってきた全国ファイナリスト同士が、たけびしスタジアム京都を舞台にやり合う高体連屈指の高強度対決。ゴールデンウィークの最終日。是非スタンドを熱く燃やす激戦を期待したい。

米子北高校・大原暁

米子北高校・大原暁

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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