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サッカー&フットサル コラム 2026年4月24日

19回目の邂逅!EASTオリジナル10が向かい合う序盤の上位攻防戦!流通経済大柏高校×FC東京U-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第4節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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流通経済大柏高校・大徳剛矢

昨季から大半の主力が入れ替わった流通経済大柏高校だが、今シーズンもその確かな実力を開幕から発揮している。初戦の前橋育英高校戦は、ストライカーの渡辺瞳也が2ゴールを叩き込んで、2-0と白星スタート。第2節の横浜FCユース戦にも、2-0と同じスコアで勝利を収め、連勝を飾ってみせる。

ただ、アウェイで戦った前節は、ディフェンディングチャンピオンの鹿島アントラーズユース相手に前半だけで3失点を喫し、後半に真壁英人が1点を返したが、1-3で敗戦。悔しい結果を突き付けられたとはいえ、ある意味では改めて自分たちの足元を見つめ直す90分間になったのかもしれない。

昨年までコーチを務めていた北慎監督が指揮を執ることになったFC東京U-18も、上々の滑り出しを切っている。青森山田高校と激突した開幕戦は、2年生アタッカーの樋口佳が2得点を奪い、中野寛基もプレミア初ゴールを記録して、3-0で快勝。ホームでサポーターと歓喜を分かち合う。

第2節の柏レイソルU-18戦こそスコアレスドローに終わったものの、ホームに戻った前節の帝京長岡高校戦は、中野と友松祐貴がそろって華麗なドリブルシュートを沈めれば、途中出場のオノノジュ類主がスーパーミドルを、梶山蓮翔がPKを決め切り、4-1で勝利。3節終了時とはいえ、首位に浮上することになった。

【高円宮杯U-18プレミアリーグ】

土屋雅史の深掘りレポート2026 第4節

流通経済大柏の最終ラインを引き締めるのは、背番号も2番に変わった大徳剛矢だ。昨シーズンのプレミアではチームトップの出場時間を誇っており、2年生ながらセンターバックのレギュラーを張っていたが、後半戦はサイドバック起用も増え、高校選手権ではスタメン落ちも味わうなど、1年間でさまざまな経験を積み重ねた

選手権では国立競技場のピッチに立ったことで、自身の中に新たな感情が湧き上がったという。「国立は人生で1回やれるかやれないかの舞台だと思うので、良い経験になりました。メッチャ楽しかったですし、大勢の人に見られてプレーしたことで、『自分も多くの人に影響を与えたいな』という気持ちが強くなりました」。足を踏み入れた高校ラストイヤーに、さらなる飛躍を期す。

2026年の流通経済大柏の10番は、高い技術とあふれるアイデアが際立つ平野万緑に託された。エースナンバーを背負うことについても、「10番を付けたいとはずっと思っていましたし、流経でも伝統的に良い選手が付けてきた番号なので、確かに重みは感じていますけど、特に気負ってはいないです」と言い切るメンタルが頼もしい。

だが、前節の鹿島ユース戦ではシステム変更に伴い、ハーフタイムでベンチへ退くことに。本人の中で思うところがなかったはずはない。「『いちいちそれ、するんだ』みたいな面白いプレーをするのが楽しいので、そういうプレーが自分がサッカーをやっている意味に繋がるのかなと思います」と語るファンタジスタの逆襲に、今節は大いに期待したい。

タレントが居並ぶFC東京U-18でゲームキャプテンに指名されたのは、昨年からセンターバックのレギュラーを張り続けている松野泰知だ。チームを束ねる役割にも、「声を出すのであれば責任が伴うので、自分が誰よりもしっかり熱く戦って、そういうところを見せたうえで、周囲にもどんどん声を伝えていければいいのかなと思います」と高い意欲を燃やしている。

よりリーダーシップが求められる2026年に向けて、力強い言葉が響く。「去年の3年生が残してくれたものは大きいので、今年はそれを知る自分が先頭に立って、チームを勝たせる責任が大前提としてありますし、その気持ちを自分のプレーや戦うところで見せていきたいと思います」。最終ラインのど真ん中で腕章を巻く松野の成長が、そのままチームの成長に繋がっていくことに疑いの余地はない。

また、選手間投票でチームキャプテンに選ばれた、今季の背番号10を付ける友松祐貴の存在も語り落とせない。キャプテン自体はU-15深川時代も任されており、「やれるならやりたいなと思っていましたし、キャプテンが簡単ではないことは、去年のキャプテンの背中を見ていてわかったんですけど、それでもやりがいを感じる部分はかなりあると思います」と大役への決意を固めている。

ポジションも左サイドハーフから右サイドハーフへ変わったが、「右も左と同じぐらいの完成度まで上げて、『状況に応じてどっちもできます』みたいにしていきたいと、北さん(北慎監督)と話しています」と選手としての幅を広げることへ、ポジティブに挑戦中。リーグ戦10ゴール5アシストという目標を掲げるドリブラーも、プレミアの主役候補だと言っていいだろう。

流通経済大柏が勝点6の4位、FC東京U-18が勝点7の首位という立ち位置で対峙する、序盤の上位攻防戦。2011年のプレミアリーグ創設時の“EASTオリジナル10”同士が意地を張り合う90分間からは、間違いなく好ゲームの予感が漂っている。

FC東京U-18・友松祐貴

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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