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サッカー フットサル コラム 2025年4月4日

高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2025 昇格チーム紹介

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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浦和レッズユース

2011年の創設から15年目を迎え、全24チームで争われる高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025。4月5日の開幕戦から12月14日の最終節まで、世代最高峰の舞台で、世代最高峰の選手たちがぶつかり合うこのリーグに、今シーズンはJクラブユースの4チームが“復帰”を果たしている。EAST所属の浦和レッズユース(埼玉)、東京ヴェルディユース(東京)、WEST所属のガンバ大阪ユース(大阪)、アビスパ福岡U-18(福岡)がその顔触れ。今回は久々のプレミアのステージに意気上がる四者を、改めてご紹介したい。

プレミアリーグプレーオフ決勝戦では、京都サンガF.C.U-18をPK戦の末に振り切って、4年ぶりにトップディビジョンで戦う権利をもぎ取った浦和レッズユース。平川忠亮前監督(現・FC琉球OKINAWA監督)からチームの指揮を引き継いだ、クラブのレジェンドでもある阿部勇樹監督は、2022年からユースのコーチを務めてきただけに、選手たちのプレーも性格も把握済み。「彼らと一緒に成長していければ一番かなと思います」と謙虚に語っている。スカッドを見渡しても中盤のキーマンとして期待が懸かる和田直哉や白井桜介、サイドで効果的なプレーを繰り出せる田中一信、や薄井翼、ディフェンスリーダー候補の田中義峯といった好素材を有しつつ、全員攻撃・全員守備を掲げながら、チームの一体感で勝負していく構え。「プレミア、メチャクチャ楽しみです。どれぐらいできるかはわからないですけど、みんな楽しみにしていますね」(和田)。チームが醸し出す明るくエネルギッシュな雰囲気も魅力的な浦和の漢たちから、今季も目が離せない。

高円宮杯プレミアリーグ特集サイト

東京ヴェルディユース

2014年以来、実に11年ぶりにプレミアリーグへと帰ってきたのが、日本屈指の育成組織として名高い読売クラブの系譜を継ぐ、東京ヴェルディユースだ。もともとはプレミア創設のオリジナルメンバーであり、中島翔哉や畠中慎之輔らが主力を張った2012年には、EASTで無敗優勝を達成するなど実績も十分。満を持しての復帰と言っていいだろう。今年から指揮官に就任した小笠原資暁監督は「“半面”でずっとサッカーをして、相手を倒して、全試合それで勝って優勝したいという想いが一番ですね。それに向かって練習していくイメージですし、いかに理想と現実を近づけるかという作業をしていくことになるのかなと思います」と、いわゆる“ヴェルディらしさ”を打ち出す意欲を口に。10番を託されている仲山獅恩や、プレーメイカーの今井健人、スピード感のあるアタッカーの今井宏亮など、年代別代表の選手がズラリと揃うなどタレントも豊富。高いモチベーションを携えた緑の若武者たちの躍動が、今からとにかく楽しみだ。

ガンバ大阪ユース

昨年末のプレーオフでは高川学園高校、横浜F・マリノスユースとまったく毛色の違う両雄を撃破して、2022年シーズン以来となる3年ぶりのプレミアリーグ帰還を果たしたガンバ大阪ユースにも、大きな期待が向けられている。ここ2シーズンはプリンスリーグ関西を主戦場に置いていたものの、夏のクラブユース選手権ではシビアな戦いを逞しく勝ち上がり、大会連覇を達成。その栄冠をピッチで味わった選手も多数残っており、経験値は決して少なくない。チームを率いる町中大輔監督は「僕が監督になってから常に言っているのは、一番サッカーを楽しむというエンジョイフットボールをやろうと。そこはどこが相手でもこだわってやっていきたいです」ときっぱり。クラ選MVPに輝いた新キャプテンの山本天翔、年代別代表にも選出されている久永虎次郎と中積爲の強力2トップ、U-20日本代表の守護神を任されている荒木琉偉といった好選手を擁し、リーグに旋風を巻き起こす準備を着々と整えている。

アビスパ福岡U-18

岡山学芸館高校と対峙したプレーオフ2回戦では、2点のビハインドを跳ね返し、劇的な大逆転勝利で6年ぶりのプレミアリーグ復帰を手繰り寄せた、アビスパ福岡U-18にも注目が集まっている。「去年は判断の材料を絞って、質を求めるところもあったのですが、今年はある程度預けているので、自分たちで判断する要素が多い中で、やっている選手にも自由感があるのかなと思います」と話すのはクラブOBの久永辰徳監督。最終ラインには昨年から出場機会を得ていた樺島勇波と藤川虎三のセンターバックコンビがそびえ立ち、攻撃陣にも井上雄太、U-17日本代表候補の武本匠平、前田陽輝など単騎で勝負できるアタッカーが居並ぶ。「プレミアでも1試合1試合自分たちらしく戦っていきたいですし、去年の先輩みたいに後輩に残せるものは残していきたいなと思います」(樺島)。確かな野望を心に秘めた若き博多の男たちが、そのステージに立つことを渇望してきたプレミアリーグで、思う存分暴れ回る。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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