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サッカー&フットサル コラム 2026年5月8日

中位脱出へのキーゲーム!2勝2分け2敗の太陽王子とヤンフロが対峙するゼロワットパワーフィールド柏決戦! 柏レイソルU-18×川崎フロンターレU-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第7節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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柏レイソルU-18・巻渕彪悟

少し足踏みが続いている印象だ。開幕戦で前年王者の鹿島アントラーズユースをアウェイで撃破し、最初の3試合で2勝1分けと好スタートを切った柏レイソルU-18だったが、4節の帝京長岡高校戦、5節の流通経済大柏高校戦と、高体連勢に連敗を喫してしまう。

アウェイに乗り込んだ前節のベガルタ仙台ユース戦も、20分に右サイドでの好連携から茂木勇人チュクソムがクロスを上げ切り、黒沢碧のヘディングで先制したものの、後半は押し込まれる時間も長い中で、76分に同点弾を献上。終盤には決定的なピンチをクロスバーに救われるシーンもあり、何とか勝点1を持ち帰ってきた。

一方の川崎フロンターレU-18も、ここまで2勝2分け2敗と一進一退を繰り返している。開幕戦は仙台ユースに引き分け、第2節は東京ヴェルディユースにアウェイで逆転負け。昌平高校と青森山田高校からは、ともに3ゴールを奪って連勝を飾るも、高体連3連戦の最後は前橋育英高校に1-3と、悔しい黒星を突き付けられる。

ホームに横浜FCユースを迎えた前節は、開始1分でロングスローから先制を許す展開に。4分には小川尋斗が直接CKを蹴り込んで追い付いたが、後半にワンチャンスを生かされて再びビハインドを負ってしまう。85分に全天海が綺麗なボレーを沈めて、結果は2-2のドロー決着。ただ、押し気味に進めた全体の流れを考えれば、勝ち切りたかったゲームだったのは間違いない。

柏U-18でフィーチャーしたいのは、ストライカーナンバーの9番を託された巻渕彪悟だ。本人も「9番は歴代でも得点を獲っている人たちが付けている番号なので、責任は感じています。僕の中ではモハのイメージが強くて、1年生の時に見ていて圧倒的だったので、そこを目指して超えられるようにしたいです」ときっぱり。2年前に9番を背負って活躍したワッド・モハメッド・サディキ(FC岐阜)の存在を意識しながら、さらなる成長を誓っている

昨シーズンは藤田優人前監督の下で、持ち前の推進力を生かしてウイングバックを務める試合も。「ウイングバックを経験したことで、プレーの選択肢が広がった部分もあるので、あの経験は良かったと思います」と新たなポジションにもポジティブに向き合ったことで、大事な経験値も積み重ねてきた。

今シーズンは1トップ気味の位置に入ることが多く、「チームとしてはボールが回る中で、1トップに入った自分が決めないと、そのボール回しも意味がなくなってしまうので、自分がゴールを決めたいですね」と“点を獲る者”としての自覚も十分。巻渕がゴール周辺で発揮する嗅覚は、この試合でも勝敗のカギを握ってくるはずだ。

川崎フロンターレU-18の最終ラインに君臨する藤田明日翔の存在は、このチームにとって絶対に欠かせない。2年生だった昨季はプレミアで17試合に出場。秋にはFIFA U-17ワールドカップにも参戦し、世界レベルのピッチを体感したことで、改めて目指すべき視座を今まで以上に高めている。

今季のセンターバックでパートナーを組むのは2年生の笹倉拓真。「笹倉は前や空中戦が強いと思うので、その強みを生かせるような声出しで、うまく動かしてあげたいですね。自分ももっと良いプレーを見せたいですし、自分がいれば失点しないみたいなチームになれればいいなと思います」とディフェンスリーダーとしての責任感もハッキリと口にする。

もちろん見据えるのは、4年ぶりのEAST制覇とその先にあるファイナルでの勝利。「優勝するチームは失点が少ないと思うので、自分が守備面でチームに貢献できればいいなと思いますし、タイトルには前期の勝点が重要になってくる中で、どのチームが相手でも無失点で終われるようにしたいです」。最高学年となった藤田の圧倒的なパフォーマンスに、強く期待したい。

この両チームのプレミア通算成績は、柏U-18から見て1勝2分け5敗。川崎U-18が大きく勝ち越しているが、昨シーズンの前半戦はホームの柏U-18が3-2で競り勝って、このカードの初勝利を手繰り寄せている。お互いに6節終了時で2勝2分け2敗という成績で、6位と7位に付けているだけに、今節は中位脱出に向けてもキーゲームになり得る90分間。是非ゼロワットパワーフィールド柏を熱く燃やす激闘を見せてほしい。

川崎フロンターレU-18・藤田明日翔

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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