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サッカー フットサル コラム 2024年2月8日

最悪のコンディションだったインテル・マイアミ。たった30分ではあったが、堪能したメッシのプレー

後藤健生コラム by 後藤 健生
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神戸は、15分に昨シーズンのJ1得点王の大迫勇也が立て続けにシュートをゴールポストに当てるビッグチャンスがあった。ただ、こちらもまだ開幕前ということで、クロスの精度が低く、ゴール前での動きにもキレを欠き、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

2万8000を超える観客が入ったスタンドも静かなままだった。時折、歓声が上がるのは、大型映像にベンチに座っているメッシが映った瞬間だけという試合(いや、“試合”とは呼べないような代物)だった。

来日直前の香港での試合ではメッシが出場せず、香港政府も巻き込んで大問題に発展したと伝えられているが、果たして東京でもメッシは出場しないのか……。観客の関心もその一点に集中した。

僕は記者席で観戦させてもらっているからよいのだが、もし入場券を買って観戦していたら、香港の観客ではないが、前半終了の時点で「金、返せ〜っ」と大声で叫んでいたことだろう。

ところが、60分にメッシが出場すると、試合の流れは大きく変わった。

出場が危ぶまれていたのだから、絶好調からはほど遠い状態だったはずだが、それでもあれだけのプレーをしてしまうのだから、これは素直に感心するしかない。

メッシは、トップ下で相手のマークが厳しくない微妙な位置を取り続ける。そして、そこからパスを展開するのだが、一つひとつのパスにメッセージが込められているから、周囲の味方選手ーー先ほどまで、動きが悪かった選手たちーーが一斉に動き出したのだ。

僕は、メッシのプレーはこれまでに何度も見てきた。

最初にメッシを見たのは2005年にオランダで開催されたワールドユース選手権(現、U-20ワールドカップ)の時だった。メッシは大会中に18歳の誕生日を迎えていた。大会では、そのメッシ率いるアルゼンチンが優勝。かねてから「若手有望株」として世界的に注目を集めていたメッシの雄姿を初めて世界に示した大会だった(当時は、現在ほど簡単に動画が見られなかった時代だ)。

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