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サッカー フットサル コラム 2024年1月28日

好転の兆しがさまざま見られたインドネシア戦。優勝を狙う国にとってはラウンド16からが勝負なのだ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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相手も強力だったが、ヨーロッパのクラブで戦っている選手が止められないはずはない。

やはり、「格下相手」ということで気持ちが入っていなかったのだろう。ヨーロッパのクラブでハイレベルの戦いを続けていた選手が代表の活動に合流して、まだ集中できていないようだ。

一方で、Jリーグクラブの選手たちは12月初めにシーズンオフに入っており、1か月近く公式戦から離れていた影響があった。

攻撃面でもパスのタイミングが遅く、崩し切れない場面が多くなり、その結果ボールを持ちすぎてしまって、ボールを奪われる場面が多くなった。

さらに、冨安健洋や板倉滉、久保建英など、負傷からようやく復帰したばかりの選手も多い。三笘薫などは、まだ試合に出られていない。

負傷が治っていても、試合から離れていれば試合勘が失われてしまう。たとえば、久保は攻撃の組み立てで素晴らしい働きをしてその能力を発揮しているが、逆にあっさりとボールを失ってしまう場面も多い。本来の久保ならあり得ないようなプレーだ。

グループリーグ3試合では、こうした事情によって日本代表のパフォーマンスは本来のものとはほど遠かった。そして、対戦相手は「なんとかして日本を食ってやろう」と牙をむいてきた。つまり、2022年ワールドカップで日本がドイツやスペインと戦う時のような気持ちで挑んできたのだ。

もっとも、そんなこともすべて想定内だったはずだ。

森保一監督は、負傷が治り切っていない選手を何人も招集した。

「開幕直後にはプレーできなくても、ノックアウトステージに入ってから出場できればいい」という計算からだ。コンディションが上がり切っていなくても、3試合で時間を制限しながらプレーさせることによって状態を上げていく……。それが、チーム・マネージメントというものだ。

グループリーグ最終のインドネシア戦では、明るい兆しがいくつも見られた。

たとえば、小さなミスで失点を重ねて批判を浴びていたGKの鈴木彩艶。3戦目では、思い切った飛び出しやパントキックでのチャンスメークなど、彼に期待されているダイナミックな動きが戻ってきた。

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