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サッカー フットサル コラム 2024年1月21日

2試合連続で失点に絡んでしまった鈴木彩艶。将来有望なGKであることは間違いないのだが・・・

後藤健生コラム by 後藤 健生
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それを待って、じっくりと攻めれば、現在の日本代表の攻撃力をもってすれば、間違いなく得点は奪えるのだから、攻め急ぐ必要などまったくない。

経験豊富な日本代表の選手たちがそんな状況判断ができないわけはない。

イラク戦の序盤を見ていて思い出したのは、昨年11月のU-17ワールドカップのアルゼンチン戦だった。初戦でセネガルに敗れていたアルゼンチン戦は、日本に勝つためにキックオフ直後からフルパワーで襲い掛かってきた。しかし、日本代表は普段通りに前からボールを奪いに行って逆を取られてたちまち2失点を喫してしまった。

「とりあえず、しっかり守って」という判断ができなかったのだ。国際試合の経験が乏しい若い選手たちなので(新型コロナウイルス感染症の影響で強豪国との戦いを経験できていなかった)仕方のないことだった。だが、日常的にトップリーグを戦っている日本代表の選手がそれくらいの判断ができないわけはない。

やはり、集中を欠いていたと指摘せざるを得ない。

さて、ベトナム戦とイラク戦で合計4ゴールを許してしまったのだが、その直接的な原因となったのはGKとして起用された鈴木彩艶の中途半端なプレーだった。

イラク戦の先制ゴールの場面、日本の右サイドから入れられたクロスを鈴木が弾いたが、このボールがアイマン・フセインにとってはおあつらえ向きのコースに飛んでしまい、簡単にヘディングを許してしまった。寄せきれなかったDFの責任でもあるが、鈴木のミスと言ってもいい。

ベトナム戦の2失点目も、相手のヘディングシュートを鈴木が弾いたボールが相手の前に転がってしまったのが失点の直接の原因だった。

鈴木は強靭なフィジカル能力が最大の魅力という選手だ。パントキックは相手のゴール前まで飛ばせることができるし、スローイングでもスピードのあるボールを投げて攻撃の起点を作れる。そして、競り合った中でのパンチングでも遠くまで飛ばすことができる。

相手がシュートできない距離までしっかりと弾くことができない選手ではないのだ。

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