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ファイナルシーズンは、年が明けて2024年の1月6日から8日にかけて名古屋の金城ふ頭アリーナで各チームが2試合を戦い、1月13、14の両日、東京の墨田区総合体育館で最終戦が行われる。
名古屋ラウンドでの2試合で町田が連勝すれば、その時点で優勝が決まってしまうのだが、町田ラウンドでの激戦を見るとさらに波乱がありそうな気がする。
とにかく、ファイナルシーズン上位リーグは激しい試合の連続だった。
僕は、フットサル専門ではないし、Fリーグの試合をずっとフォローしているわけではない。だから、名古屋が勝点を伸ばせなかった理由とか町田の好調の原因などについて興味のある方は、ぜひフットサル専門メディアの記事をチェックしていただきたい。
だが、ファイナルシーズンの戦いを見ていて感じたのは、フットサルというスポーツのプレー強度がこれまで以上に高くなっているということだ。そして、そんな日本のフットサルの質的な変化が今シーズンの名古屋の“低迷”の原因になっているのではないかと思ったのだ。
というのは、サッカーのJリーグでも同じような現象が起こっているからだ。
J1リーグの覇権は、最近の6年間、川崎フロンターレと横浜F・マリノスという神奈川県の2つのチームが握り続けていた。
やり方にはかなりの違いがあるが、どちらも自分たちでボールを動かして相手を崩す、テクニカルで攻撃志向の強いチームだった。
だが、今シーズンは川崎は8位と低迷し、なんとか天皇杯全日本選手権のタイトルを確保するにとどまったし、横浜FMはJ1リーグでは準優勝したものの、シーズン終盤は調子を崩して最終節を待たずにヴィッセル神戸の優勝決定を許し、一つもタイトルを獲得することができなかった。
そして、ヴィッセル神戸は「堅守からショートカウンター」という戦い方を徹底して初優勝を飾った。
神戸だけではない。名古屋グランパスやサンフレッチェ広島などもカウンタープレスを武器に戦って上位の食い込んでいるのだ。あるいは、J1昇格プレーオフを制して16シーズンぶりのJ1昇格を決めた東京ヴェルディなども、やはりカウンタープレスを武器としている。
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