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サッカー フットサル コラム 2023年12月1日

必要なのは勝利だけ!両雄が逆転優勝に挑む等々力決戦!川崎フロンターレU-18×尚志高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第22節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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尚志ではやはり安齋悠人の存在を語り落とすわけにはいかない。U-19日本代表にも選出されている世代有数のスピードスターが繰り出す、その推進力あふれるドリブルの威力は、プレミアリーグ全体を見ても指折りのレベル。首位攻防戦となった第18節の青森山田戦では、その鋭いドリブルから圧巻の1ゴール1アシストを記録して、快勝の主役を堂々とさらう。

前所属は福島ユナイテッドFC U-15。チームの中では数少ない福島出身者でもあり、自身も「地元の人に応援される選手になりたい」と語っている。逆転でのプレミア制覇を狙う尚志において、地元・福島を愛するこの7番の圧倒的な突破力はチームに大きな勇気を与えるはずだ。

そして、守備のキーマンにはキャプテンの渡邉優空を推す。今季の尚志は高さと強さを合わせ持つ高瀬大也と、正確なキックに定評のあるレフティの市川和弥で組むセンターバックコンビが鉄板。190センチの体躯を誇る渡邉は、試合終盤に3バックに移行して逃げ切りを図る時の“クローザー”起用や、時には点が欲しい時のフォワード起用が主だった。

だが、リーグも終盤戦に差し掛かったタイミングで高瀬が負傷離脱。一番重要な局面で渡邉にスタメン出場の機会が巡ってきた。「自分の特徴は試合に出ていない時でも声を出したり、チームを鼓舞する、雰囲気を上げるという役割もあると思っている」と話していたキャプテンにとって、練習から積み重ねてきた努力の成果を披露するには最高の舞台。川崎U‐18の強力攻撃陣を抑え切るために、渡邉がリーダーシップと屈強な守備力を発揮することはマストの条件。それはそのまま勝敗に直結する、このゲームの大きなポイントだ。

泣いても、笑っても、レギュラーシーズンはこれがラストゲーム。優勝ボードを掲げられるか否か、さらに埼玉スタジアム2002で行われる“もう1試合”を戦えるか否かを懸けた90分間からは、既に激闘の予感しか漂ってこない。

尚志高校・安齋悠人

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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