人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年11月30日

県4部リーグからプレミアのピッチへ。柏レイソルU-18・関富貫太はその左足でいばらの道をも切り拓く 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
  • Line

決してエリート街道を歩んできたわけではない。持ち合わせていた確かな実力と、人との恵まれた出会いと、少しの運が絡み合いながら、たゆまぬ努力を続けたことで、県4部リーグでプレーしていた中学生は、高校年代最高峰のプレミアリーグで躍動している。そして、そんなキャリアを辿ってきた自分だからこそ、今はまだ何者でもない少年たちに希望を与えられることもまた、関富は信じている。

「僕には運もあったと思います。たまたまセレクションで自分を見ていた酒井さんがレイソルに戻って、そこで呼んでもらえたこともありましたから。でも、中学時代に県4部でプレーしていたという部分では、今はそういう場所で頑張っている子たちにも、僕の存在を知ることで『自分にも可能性があるから頑張ろう』と思ってもらえたら嬉しいですし、そう思ってもらえる選手になっていきたいです」。

卒団後は関東の強豪大学への進学が決まっている関富が、ここから見据える目標はもう明確に定まっている。「大学では1年生から試合に出て、大卒でプロになって活躍して、イングランドのプレミアリーグでプレーして、日本代表になりたいです」。

もう関富はとっくに気付いている。今まで選んできた道が正しいと、今まで下してきた決断が正解だと証明するためには、自分が活躍する以外に方法はないと。プロサッカー選手も、プレミアリーグも、日本代表も、望んだ未来へと繋がっているのがたとえ“いばらの道”だったとしても、その磨き続けてきた左足で、しなやかに、逞しく、切り拓いてみせる。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ