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サッカー フットサル コラム 2023年11月30日

県4部リーグからプレミアのピッチへ。柏レイソルU-18・関富貫太はその左足でいばらの道をも切り拓く 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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そんな関富に寄り添ったのは2人の“恩師”だ。「藤田さんは守備をイチから教えてくれて、酒井さんも攻撃の部分での要求を強く言ってくれたので、『こんな経験は今までなかったな』という感じでした」。藤田優人コーチと酒井監督に鍛えられ、少しずつこのチームでプレーするために必要な“頭”と“体”を整えていく。

自身の進化は感じながらも、レギュラーポジションを奪い取るまでには至らず、転籍1年目のシーズンが終わった頃、“古巣”の日体大柏は高校選手権で全国ベスト8へと進出する。

「選手権の予選で日体が優勝した時期は、自分はレイソルで試合に出られていなかったので、ちょっと複雑な想いはありました。でも、全国大会も全部見に行ったんですけど、普段は同じ教室で勉強している仲間ですし、レイソルでしか学べないことだったり、レイソルで積み上げてきたものももちろんあって、自分が成長している実感もあったので、後悔はなかったです」。高校の“同級生”や“先輩”の奮闘も刺激に、関富は柏U-18で過ごす最後の1年へと足を踏み入れていく。

迎えた2023年シーズンも順風満帆には進まない。新10番として挑んだプレミアリーグでも、なかなか勝ち点を伸ばせないチーム状況に比例して、自身もスタメン落ちを経験するなど波に乗り切れず、モチベーションのコントロールが難しい時期を強いられたという。

きっかけはあの“コーチ”との対話だった。「ある日の練習後に藤田さんが1対1で話す機会を作ってくれて、いろいろな話をしてくれたんです。その時に『オマエはこのチームでもかなり良いものを持っているけど、それを使おうとしていない』と。『料理で言うと、良い素材があるのに、それを調理しないのはもったいないことなんだ。もっと欲を見せてくれ』と言われたんです」。

「その時に工藤壮人選手は自分と同じような立ち位置からトップ昇格を掴み取ったということも聞かされて、『もう1回やってやろう』という気持ちになりましたし、『この試合に出ていない期間にたくさんもがいて、いろいろ悩めばいい。これは絶対に将来にとって必要な時間だから、絶対に成長している』とも言われたので、そういう経験も必要だなって思えたんです。あの時に藤田さんと話していなかったら、今の自分はないと思います」。

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