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サッカー フットサル コラム 2023年11月30日

県4部リーグからプレミアのピッチへ。柏レイソルU-18・関富貫太はその左足でいばらの道をも切り拓く 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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改めてモチベーションを取り戻した関富を待っていたのは、コンバートだった。「もう練習の前には作戦ボードに自分のマグネットが置いてありました(笑)。『え?』とは思いましたけど、理由は特に聞いていないです。こういうコンバートも藤田さんは何も意図なくやる人ではないということはわかるので、その意図を自分の中で考えながらやっていましたね」。右サイドハーフから、左サイドバックへ。まったく違うポジションでの挑戦がスタートする。

当初は慣れない視界に苦労したが、比較的早い段階でその面白さに気付いたという。「もともとゲームを作るのも好きですし、自分はボールを触ることが好きなので、サイドバックになったら必然的にボールを触る回数が増えてきて、自分の特徴もサイドハーフより出せるんじゃないかなと思えてきました」。自認するのは『左サイドバックのゲームメイカー』。いかにもこの時代のサッカーらしい役割だ。

10番が左サイドバックへ定着するのと時を同じくして、残留争いに喘いでいたチームは絶好調のスパイラルへと突入する。後半戦はここまで10試合を戦って7勝1分け2敗。順位も一気に4位まで上昇した。

前橋育英高校とホームで対峙した一戦で、左サイドをワンツーで切り裂いた関富は自らゴールも記録。「前に入っていくプレーは得意ですし、酒井さんからも『自分が得意なプレーを続けること』『良いプレーを連続性を持って続けること』はずっと言われてきたので、ああいうプレーはたくさん出そうと意識しています」という攻撃姿勢を結果にも結び付けており、完全に新境地を開拓している。

もちろんプレー面での成長には手応えを掴んでいるが、それと同じくらいオフ・ザ・ピッチでも自身の変化を実感しているようだ。「人間性の成長という部分でも、レイソルに来て良かったなと思います。しっかりした指導者の方がいるからこそ、できていることも多いですし、レイソルは人間性の部分も凄く大事にしているので、そういう部分でも成長はできていると感じています」。

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