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サッカー フットサル コラム 2023年11月21日

献身、信頼、尊重の人。日立台のグラウンドを覆い尽くす柏レイソルU-18・藤田優人コーチの圧倒的熱量 高円宮杯プレミアリーグEAST 柏レイソルU-18×尚志高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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ついついこちらとしては劇的な変化の理由を求めてしまうが、藤田は積み重ねてきたものの成果を強調しつつ、ある仕掛けを教えてくれた。「ウチにはもともと意欲的な選手は多いんですけど、今の子の多くはいろいろ大人がやってしまい過ぎるあまり、頑張り方がわからないんです。だから、選手たちとの会話の中で『こういうふうにやるんだよ』ということは全部教えずに、『どういうプレーをしたいの?』とか『こういうプレーができてないよね』とか、『じゃあこういうことが必要なんじゃない?』ということを半分以下の40パーセントぐらいは教えて、あとの60パーセントぐらいは『自分で考えろ』と」。

伊達は後期に入ってからの変化をこう語る。「前期は4-3-1-2でやっていて、結構戦術的にやっていたんですけど、後期になってから4-4-2になって、ピッチの中で自分たちで意見を出し合って、コーチが言わなくても自分たちでやれるようになってきていると思います」。

彼らは“60パーセントの”余地の中で考え、悩み、自分たちなりの答えを導き出していく。もちろん好調の理由はそれだけにとどまらないだろう。でも、“60パーセント”を託されたのであれば、そこに全力で応えようとする選手たちと、それを見守る藤田の意図的な思惑がマッチしたのであろうことは、やはり見逃せない。

実はなかなか結果の出なかった前半戦も折り返しに近付いていた7月。藤田はこういう話をしていた。「負けていて言うのもアレですけど、選手はものすごく成長していると思います。年間を通して計画的に進めているところもあるので、この夏で守備のところに取り組んでいく計画はありますし、それと並行して個人を伸ばすというところが一番大事にしているところなので、それぞれがストロングを出せるような状況を作っていきたいなと思います」。

ちなみに、前半戦は1試合平均の失点が1.8だったのに対し、後半戦は0.9まで減っている。「年間を通して計画的に進めている」「この夏で守備のところに取り組んでいく計画はある」。有言実行。すべては計画通り、といったところだろうか。

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