人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年10月24日

プレミアを戦う選手の幸せと指揮官の苦悩。米子北高校の勇敢な挑戦はまだまだ終わらない 高円宮杯プレミアリーグWEST ヴィッセル神戸U-18×米子北高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
  • Line

米子北高校・梶磨佐志(2番)

「チームによって全然プレースタイルも違って、フォワードの動きも毎試合違うので、どの場面でどういう動きをするのかというのは凄く勉強になりますし、負けた試合でフォワードにやられたら、次はそこを修正しようと考えますし、毎週成長できる試合が続いていると思います。勝っていたら『どんな相手が来ても負けない』という気持ちでやれますし、そういう時はゴールを守ることも楽しいと感じています」(梶)。

選手たちから聞いたポジティブな発言を伝えると、「たぶん選手はやる気満々でやっているので、監督だけがストレスを抱えているんです(笑)。どこと戦う時も前向きにやってくれているので、そこは彼らのメンタルが強いというか、もともと持っているものかもしれないですね」と話した中村監督だが、どうやら前節の試合には納得が行っていなかった。

6戦無敗で迎えたホームの横浜FCユース戦。首位と4ポイント差の3位という状況に、選手たちはどこか守りに入ってしまう。結果は1‐2で敗戦。「現状をキープしようとしてやられた感じがあったんです」(中村監督)。久々の黒星を経て、チームは改めて自分たちのやるべきことを見つめ直す。

この日のヴィッセル神戸U-18戦は、前半のうちに2点を先行される苦しい展開を強いられたが、「先週よりはみんなやる気も出せていて、『絶対に負けない』という気持ちもあったと思います」と梶も言及したように、後半は米子北が押し込む時間帯も。試合自体は0‐2で敗れ、今季2度目の連敗を喫したものの、指揮官は確かな手応えを感じていた。

「負けていても『自分たちはできるんだ』『追い付けるんだ』という気持ちもあって、前向きな声も凄くありましたし、前期は目の前のプレーで精一杯みたいな感じでしたけど、今はただ頑張るだけじゃなくて、その1つ先のプレーを選択しようとしていて、上手くは行かなかったですけど、今日はチャレンジャーの気持ちで戦えたなと。結局勝っていた時はそういう気持ちでやっていたので、この間の負けで良い勉強をさせてもらった中で、凄く前向きに捉えられる負け方だったと思います」。同じ負けでも、質の違う2つの負けを経験できたことが、これから突入していくシーズンの最終盤に向けて、大きな糧になることは約束されていると言っていいだろう。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ