人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
55分には片山の右サイドからのクロスに、逆サイドの蔵田あかりが詰めて2点目を変えすと、直後の60分には中央の小須田璃菜が左に開くと、そのボールをサイドバックの中居未来がクロスを入れ、河野が決めて同点とする。
激しい点の取り合いで試合は白熱。その後も攻め合いのが続いた。88分には相手GKのミスパスをカットした鴨川の浦島里紗がGKと1対1になったが、シュートをブロックされて勝ち越しはならず、試合はそのまま3対3の引き分けに終わった。
鴨川としては勝って勝点差を4ポイントに広げたかったところだが、引き分けによって首位は座をキープ。ニッパツ横浜としては、勝って首位の座を奪回したかったところだが、勝点差1のままで逆転優勝の可能性を残した。消化試合数が少ない伊賀FCくノ一三重も勝点3差でニッパツ横浜を追っており、なでしこリーグの優勝争いは最終節まで持ち込しとなりそうだ。
途中にも書いたが、両チームにCFタイプのFWがいてゲームが引き締まったが、その他のポジションでもパス出しのうまいボランチとか、クロスのうまいサイドアタッカーなど、それぞれのポジションに戦術的狙いを持ってプレーできる選手がおり、もちろんWEリーグのトップクラスと比べれば、ボールテクニックの精度とかプレー強度などは劣っていたとしても、よくまとまった試合となった。
女子の2部的なリーグでも、あるいは(失礼な言い方だが)南房総の小さな港町のクラブでも、これだけの試合ができるのは大したものだ。10年前(なでしこジャパンがワールドカップで優勝したころ)には考えられないことだった。
フットボールというスポーツが日本の社会の隅々にまで浸透してきた証拠でもある。女子の日本代表がワールドカップで素晴らしいサッカーを披露し、男子の日本代表がアウェーの戦いでドイツを圧倒することができたのも、日本にフットボールが浸透したから可能になったことなのだ。
文:後藤健生
後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第6節-1 鹿島アントラーズユース vs. 青森山田高校
5月11日 午前10:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 WEST 第5節-1 サガン鳥栖U-18 vs. ファジアーノ岡山U-18
5月5日 午前10:50〜
-
【限定】Foot! THURSDAY Presents 土屋雅史の高円宮杯U-18プレミアリーグ 深堀りレポート!2024 #6
5月9日 午後10:30〜
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 WEST 第4節-1 静岡学園高校 vs. サンフレッチェ広島F.Cユース
4月28日 午前10:50〜
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第6節-2 川崎フロンターレU-18 vs. 市立船橋高校
5月12日 午後1:50〜
-
サッカーニュース Foot! THURSDAY(2024/05/09)
5月9日 午後10:00〜
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第4節-3 前橋育英高校 vs. 柏レイソルU-18
4月29日 午前10:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第2節-2 FC東京U-18 vs. 川崎フロンターレU-18
4月14日 午後1:50〜
J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!