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サッカー フットサル コラム 2023年9月18日

なでしこリーグの首位争い、南房総の小さな港町で見たハイレベルのフットボール

後藤健生コラム by 後藤 健生
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こうして、なでしこリーグの首位決戦は、首位を走る地元のチームを大勢の市民が応援するという、なんとも素晴らしい雰囲気の試合となった。

試合は地元チームがいきなり3点を連取。観客のボルテージもさらに高まった。本当に、楽しそうに地元の人たちがチームを応援している。

90分を通してみると地力で勝るニッパツ横浜がコントロールする時間が長かったが、鴨川は先制攻撃に成功。開始3分に並木千夏が蹴ったCKを相手GKがファンブルしたところにキャプテンの山幡あやが飛び込んでヘディング。このシュートはクロスバーに嫌われたが、すぐにストライカーの鈴木陽が押し込んであっさりと先制した。

その後も22分に中盤で齊藤彩花が相手ボールを奪い、そこから素早く展開して再び鈴木が決めて2点目。そして、43分にもFKのこぼれ球を近藤彩優子が決めて3点のリードを奪った。

キックオフ直後からパワーをかけて相手を追い込んで先制し、さらに2ゴールを奪った試合運びは見事だった。どこまでそれを狙っていたのかはわからないが、とても戦略性のある戦い方だったといえる。

ところが、ニッパツ横浜も前半の最後の時間帯に1点を返すことに成功した。河野朱里のCKが跳ね返ったこぼれ球を、CFの片山由菜が決めて1点を返したのだ。

そして、この前半終了間際のゴールが後半につながった。

ところで、前半2ゴールを決めた鴨川の鈴木は24歳。そして、1点を返した横浜FCの片山は21歳とともに若いFWだった。鈴木は168センチ、片山が169センチと女子サッカー選手としては大柄で、当たりにも強い。両チームにポストプレーもできるCFがいたことで試合は引き締まった。

たとえば、ニッパツ横浜は、スローインの際に必ず片山をターゲットにして、片山のヘディングで味方を使って攻撃の形を作った。

さて、前半は鴨川の勢いのようなものがスタジアムを支配していた。だが、後半に入るとニッパツ横浜がしっかりとゲームをコントロール。

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