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サッカー フットサル コラム 2023年7月4日

『チームを勝たせる“絶対的な存在”へ。名古屋グランパスU-18を支える那須奏輔と石橋郁弥の決意と覚悟 高円宮杯プレミアリーグWEST 横浜FCユース×名古屋グランパスU-18マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「1年生はみんな勢いがあってゴリゴリ行きますし、そういう1年生の姿が刺激となって、『自分たちもやらないといけないな』と思いますし、逆に1年生にそう思わせているのは自分たち3年生だとは古賀さんも言っていたので、1年生を引っ張る存在にもっとなっていきたいです。ああ、僕は引っ張っていくキャラでは別にないです。1年生とかたぶんオレのことをナメていると思いますけど(笑)、仲は良いはずです」。優しい雰囲気と柔和な笑顔は、間違いなくグループの大事な清涼剤になっている。

左サイドハーフの位置から、アグレッシブなドリブルでの仕掛けで攻撃にアクセントをもたらしていたのは、那須同様にここまでリーグ全試合に登場している3年生の石橋郁弥だ。

そのポリバレントぶりは際立っている。開幕節と第2節は左サイドバックで先発出場。第3節こそ本職の左サイドハーフでプレーしたが、第4節では右サイドハーフ起用。複数のポジションを水準以上のクオリティでこなすこの男を、古賀聡監督もスタメンからは絶対に外さない。

「左サイドバックは難しいところもありましたけど、大田(湊真)もカバーしてくれましたし、攻撃では(鈴木)陽人が自分のやりやすい形でボールを受けたりしてくれたので、それは良かったです。違うポジションでも自分の武器を出せている部分もありますけど、自分の得意じゃないところを突かれてしまうと、味方に頼らざるを得ないというか、味方に助けられるシーンが多くて、そこはもっと自分の力を伸ばしていかないといけないかなと思います」。この言葉から、どのポジションにもポジティブに向き合っていることが窺える。

この日の左サイドバックは2年生の池間叶。アタッカー陣には1年生も揃う中で、石橋は自身の経験を“後輩”たちに還元しているという。「自分も初めてプレミアに出た頃は本当に緊張していましたし、縮こまったプレーをしていた中で、その気持ちを打ち破って思い切ってプレーできたのは、後ろにいたり横にいたりした頼もしい先輩のおかげだったので、自分がその立場になった今年は、1,2年生の選手たちが思い切ってプレーできるように、背中でも見せられるプレーを意識してやっています」。ここまでのチームを引っ張っている選手として、彼の名前を挙げる選手が多いのも、その意識の高さの一端を垣間見れば、大いに納得できる。

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