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サッカー フットサル コラム 2023年6月29日

上州のタイガー軍団を束ねる不動の守護神。前橋育英高校・雨野颯真が信じている2つの“成長の余地” 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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だが、前橋育英はここから反転攻勢に打って出る。第2節の旭川実業高校戦で3-0と快勝を収めると、第3節の流通経済大柏高校戦も1対21という圧倒的なシュート数の差を付けられながら、開始1分にオウンゴールで先制すると、後半に迎えたPKのピンチも雨野が完璧なショットストップを披露し、1-0で辛勝。さらに、第4節の横浜F・マリノスユース戦にも2-0で勝利し、3試合連続完封で3連勝を飾ってみせる。

次節の尚志高校戦には敗れたものの、連敗回避を誓って臨んだ柏レイソルU-18戦では1点をリードされる展開の中、さらに献上したPKを雨野は気合のビッグセーブ。チームはそこから2点を奪い、鮮やかな逆転勝利。「たまたまな部分もあるんですけど、『ここは絶対に止めてやる』という気持ちでPKに挑んでいるので、それが良かったかなと思います」と笑った守護神は、自身が勝ち点を引き寄せられる存在であることを強く印象付けた。

去年のチームを中心で見てきたからこそ、今年のチームの確実な成長も感じている。「フロンターレ戦が終わってから、シュートブロックの部分は徹底していて、それが速いプレースピードの中でやれてきている部分もあると思いますし、去年も試合を通してどんどん成長していった中で、今年はその“伸びしろ”が去年より大きいと思うので、試合を積み重ねていくうちにどんどん成長していると思います」。プレミアリーグでは第9節終了時点で4位。ここからの結果次第では、さらなる上位進出も十分に期待できると言っていいだろう。

個人としては3月に初めてU-17日本代表候補に選出され、アルジェリア遠征を経験。「『パントキックで裏を狙え』と言われたんですけど、自分がサッカーをやってきてそういうことは一度も言われたことがなかったので、自分のサッカー観が覆ったというか、自分も攻撃参加しないといけないですし、代表合宿が終わってから、飛距離を出すためのキック力を上げるように筋トレもしてきて、ちょっとずつですけど飛ぶようになってきたので、それは良い成果が出たかなと思います」と新たな視点も得た。

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