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サッカー フットサル コラム 2023年5月16日

『神村学園高校・有村圭一郎監督が許容するアグレッシブさの正体 高円宮杯プレミアリーグWEST 神村学園高校×履正社高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「こっちが『ああしろ』『こうしろ』と言うよりも、自分たちでちゃんと理解して、『こういうふうにしよう』となった方が良いわけで、そういう意味では“ボトムアップ”に近いのかもしれないですけど、全部が全部ボトムアップではなく、子どもたちがいろいろな主導権を握ってやれるような状況ではやっているつもりでいます」

自分たちで主体的に考え、自分たちで理解していくからこそ、そこで得た成功体験は、必ずこれから先のシーズンで生きてくる血肉に変わっていく。ゆえに今はいろいろなチャレンジやトライを許容する時期。失敗を集めさせ、同じことを繰り返さない方策を考えさせ、解決させていく。頭ではわかっていても、これができる指導者は決して多くはないだろう。

初参戦のプレミアに臨んでいる、ここまでのチームの戦いぶりの感想を問われ、有村監督は躊躇なくこう言い切っている。「楽しめていますね。“はじめまして”のチームはターゲットにされがちやと聞いていて、『どうなるんやろ』と思っていましたけど、そんなに力の差が凄くある感じはしないですし、ちゃんとやればやれない感じはしないので、選手が伸びる環境は凄くありますし、それは見ていて面白いですよね」。

主体的であり、能動的。「今の段階は競い合って、点数を獲り合って、相手より1点でも多く獲るという感じ」の神村学園が繰り広げるゲームは、いつだってアグレッシブな魅力にあふれている。

神村学園高校・有村圭一郎監督

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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