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サッカー フットサル コラム 2023年5月16日

『神村学園高校・有村圭一郎監督が許容するアグレッシブさの正体 高円宮杯プレミアリーグWEST 神村学園高校×履正社高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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だが、有村監督にしてみれば、こういう戦いぶりは想定内だという。「今は失敗をたくさんさせているので、その失敗を改善していかなきゃいけないと思えば、だんだん失点も減っていくはずですし、今はたくさん失敗させて、どういう失敗をしたかということの材料を集めているという段階ですね」。

ある意味で引いて守り、ゴール前にブロックを作りながら、できるだけ失点をしないようにすることだって、できないわけではない。ただ、それは今の時期に必要なことではないと、もっとやるべきことと備えるべきマインドがあると、指揮官は確信しているのだ。

「ゼロに抑えよう、ゼロに抑えようとすると、ディフェンスも凄く消極的になって、結局やられるんですよ。それならば、もっとトライしてやられちゃった方がいいんじゃないかなって(笑)。こっちももっとアイツらが気楽にバチッと行けるように、『そもそもオマエらがゼロで抑えられるなんて思ってもないし』みたいな発言をするようにはしています」。

選手たちも有村監督の意図は十分に察している。「ガミガミ言われるよりは、自由にやらせてもらって、ミスを指摘して戴けるというのは、自分たちにとっても一番やりやすいですし、そういう時の方が勝てることが多いので、今は凄く良い環境でやらせてもらっているかなと思っています」(西丸)「思い切りやれと言われているので、そのやりやすさは感じますね」(川路)「監督のおかげでだいぶ思い切りプレーできるところもあって、ポジティブにやれています」(新垣)。トライアンドエラーを繰り返しながら、彼らは試合の中で大事なことを学んでいる最中というわけだ。

とはいえ、基本的な指揮官のスタンスは例年と変わっていないという。重要なことは選手の内側から出てくるアグレッシブな“主体性”だ。

「今年に限らず、だいぶ主体性を持ってやるように仕向けているので、どうやって守るかも、どうやって攻めるかも、『こういうふうにしていいですか?』と聞かれても、そんなのは本人たちの好きなようにさせているんですよね。結局、それが一番子どもたちが伸びるんじゃないですかね」

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