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サッカー フットサル コラム 2023年5月11日

10番の正当な継承者。青森山田高校・芝田玲が期す「毎試合ピッチの中で一番輝く選手」へのチャレンジ。 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「今年のチームはお互いに吸収し合うというか、人の話もしっかり聞けますし、発信もできますし、『みんなで、グループでやろう』というのは例年に比べてもかなりあるのかなと思います」と話した正木監督が、「芝田は攻守ともにそうですし、発言もそうですけど、自分の行動で示していけるんですよね」と続ければ、「自分はキャプテンですけど、芝田も同じくらいいつもやってくれますし、チームがやっていない時に鼓舞してくれますから」とはキャプテンの山本虎。周囲の信頼を集めていることが、2人の言葉からも窺える。

本人に自身の“発信力”を尋ねると、「自分は思ったことが全部口に出ちゃいますね(笑)。あまり抑え込みたくないので、そこは味方にもちょっと強く言っちゃっている部分もありますけど、その分褒めることもしてカバーしながら、自分の中でうまくやっています。自分が弱気になったらチームとしても終わりだと思っていますし、強気な姿勢は崩す必要はないと考えているので、チームのプラスになり続けたいですね」ときっぱり。やはり自覚的にグループを牽引していることは間違いない。

印象的な出来事があった。今年1月に開催された日本高校選抜の合宿は、3年生を中心にしたチームと、2年生以下で構成されたU-17のチームに分かれていたのだが、合宿期間中に合同で行われたミーティングがあったという。それに参加していたある高校の1年生が、こんな話をしてくれた。

「合同のミーティングの時は、U-17の選手はあまり挙手とかできなかったんですけど、青森山田の芝田くんは挙手して自分から意見を言っていたんです。その時に『明確な目標をいつも自分で持っているんだな』と思いましたし、そういうところで発言するにはメンタルも必要じゃないですか。そういう部分も参考になりました」。

この話を芝田にぶつけてみる。「自分はそんなにビビりたくないというか、そういう振る舞い方をしたいんです。『弱くいたくない』という気持ちもあるので、ピッチ上でもピッチ外でも、ドシッと構えていたい感覚はあります」。やはり自覚的に堂々と振る舞っていたのだ。いつもでどこでも変わらない自分を貫く姿勢は、やはり“10番の先輩”に当たる松木や小湊に通じるところも、確実にある。

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