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サッカー フットサル コラム 2023年5月4日

サッカーにこそ必要なのではないか? MLBで採用された「ピッチクロック」ルール

後藤健生コラム by 後藤 健生
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一般的にボールゲームでは試合時間が決まっており、その時間内にどれだけ得点するかを競う。サッカーやラグビーがそうだし、野球以外のアメリカのプロ・スポーツもそうだ。

サッカーの試合時間は90分。基本的には時計は止まらず、45分になった瞬間に試合終了となる(VARの介入や選手の負傷などの場合は時計は止まり、アディショナルタイムとして試合時間が延長される)。そのため、試合終了が近づくとリードしているチームはボールを保持するなどしてなんとか時計を進めようとするし、リードされている側は時間を無駄にしないように攻撃する。

だが、野球では「試合時間」は決まっていない。3つのアウトを取られなければ攻撃はいつまででも続くし、何時間かかっても9イニングを終了するまで試合は続く(大会によっては大差の場合にはコールドゲームになる)。日本のプロ野球では延長戦の時間制限があるが、アメリカのMLBでは延長は無限に続く(MLBでは延長戦ではタイブレーク制が導入されている)。

英国や旧英国植民地で盛んなクリケットも時間制限がない。だから、昔のクリケットは2日、3日かかることもあったが、最近のルールは投球数の制限があるので3時間くらいで終了する。

しかし、「ピッチクロック」が取り入れられたことで、ついに野球選手も時計を気にしながらプレーすることになったのだ。満塁の場面で3ボールの後に「ピッチクロック」違反を取られたら押し出しで1点が入って試合が終わってしまうことだってありうるわけだ。

野球というスポーツはワンプレー毎に(ピッチャーが投球してバッターが見逃したり、空振りしたり、ヒットを打ったりすると)いったんプレーが止まって守備側、攻撃側がそれぞれリセットしてからプレーが再開される。プレーは非連続的なのだ。

アメリカのスポーツはプレーが(時計が)止まる機会が多いが、サッカーではプレーは基本的には止まらない。プレーが中断するのはゴールが決まったり、ボールがライン外に出たり、反則があったりする場合などだけ。選手の交代準備が完了しているのにプレーが停まらず、交代選手が何分も待たされることもある。

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