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サッカー フットサル コラム 2023年4月27日

いつだって狙うのはゴール一択。名古屋グランパスU-18・貴田遼河が突き進む「世界一の選手」への道【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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だからこそ、今年のシーズン前に参加したトップチームのキャンプで、突き付けられた自分の実力不足が、とにかく悔しかった。

「天皇杯に出てからユースに戻った時も、なるべくトップの感覚をなくさないように、自分の基準を落とすのではなくて、ユースの選手の基準を上げるという気持ちでやっていたつもりでしたし、『自分はやれる』と思ってキャンプに行ったんですけど、自分が思っていたような結果は出せなかったですし、トップに定着することもできなかったので、結局は“やっていたつもり”で、『無意識のうちに基準が落ちていたんだな。もっともっと自分の基準を上げる必要があるな』と思いました」。改めてトップチームへと帰ってくることを誓い、高校生ラストイヤーとなる勝負の1年のスタートを切った。

プレミアリーグをピッチで経験した選手も多い今年のU-18のチームメートには、貴田も頼もしさを感じている。「今年のチームは1年生も含めて本当に上手い選手が多くて、ボールをしっかり回せますし、相手が前からハメてきても、パスや個で打開できる選手が例年より多いんじゃないかなと思います」。多くを語らなくてもイメージを共有できる仲間とのプレーが、楽しくないはずがない。

そもそも昨シーズンから、彼らの元気っぷりは際立っていた。ゴールが決まった時に我先にと騒ぐのは、貴田や鈴木陽人を筆頭にした2年生たち。今シーズンもウォーミングアップから楽しげな大声が飛び交っており、そのあふれるエネルギーは見ているこちらにとっても心地良い。

「今年も結構明るいチームですね。試合前からの雰囲気作りも自分たちは大事にしているので、そこから相手に勝とうというところも意識していますし、そういう雰囲気が失点した後の空気感にも繋がるので、それも試合に影響してくるんじゃないかなと思います」(貴田)。ここまでのプレミアWESTでは、4試合を終えた時点で3勝1分けと12チーム中唯一の無敗を続け、首位をきっちりキープ。早くもその強さを証明しつつある。

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