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サッカー フットサル コラム 2023年4月11日

「Viva Reysol!たとえセレクションに落ちようとも」。昌平・田中瞭生が待ち侘びていた“心のクラブ”との対峙 高円宮杯プレミアリーグWEST 昌平高校×柏レイソルU-18マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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同点で迎えた後半45分。CKのこぼれ球が田中の目の前へ転がってくる。思い切って右足で振り抜いたシュートは、惜しくもクロスバーの上へ。「入ればいいなと思って蹴ったんですけどね。ちょっとスターになるイメージはあったんですけど、なり損ねました(笑)」。結果は1-1のドロー。“心のクラブ”との決着は、アウェイゲームへ持ち越しとなった。

次の対戦は9月9日。会場は日立柏総合グラウンドの人工芝グラウンド。田中にとっては因縁の場所になる。「中1の前期のリーグ戦はあそこでやりましたけど、久しぶりな感じですね。次はアウェイなので負けたくないです。あそこでセレクションも落ちてますし(笑)」。負けたくない理由が、はっきりとあるわけだ。

FC LAVIDAからずっと一緒にプレーしている土谷飛雅は、田中のことを「瞭生は盛り上げ役ですね。チームを盛り上げるタイプで、メッチャ良いヤツです」と評しているが、その自覚は本人にもあるらしい。「まあ意識しているというか、自然とですね。みんなもノリがいいので、一緒にふざけているだけです」。

チームを盛り上げてきたムードメーカーにとっても、FC LAVIDA時代からのチームメイトにとっても、今年は6年間の集大成。「プレミアリーグのレベルの高さはこの2節で結構痛感したので、昌平としても自分としても勝ちにこだわってやっていきたいなって。大学やプロに行く人もいると思うんですけど、この先はみんな違うチームになるので、1つでも多く勝ちを獲りながら、みんなで楽しくサッカーしたいですね」。

このチームで、みんなと、楽しくサッカーしたい。簡単そうでいて、難しいトライに身を投じる田中の高校ラストイヤーは、まだまだ始まったばっかりだ。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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