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――20失点はリーグ最少でした。シーズンを通じた守備の手応えはいかがでしたか?
「最初は高井がいない中で、信澤(孝亮)と僕でセンターバックを組んでいたんですけど、『高井がいないから失点している』みたいに言われるのは凄く嫌だったので、信澤と一緒に『身体を張ろう』と言っていて、ギリギリのところで抑えていたイメージでした。高井はずっと1年から試合に出ていたので、本人にも自分が守備を引っ張っていくという気持ちはあったと思うんですけど、その高井がいなかったので、『僕が引っ張っていくしかないな』と思って、頑張りました」
――実際に高井選手との連携はいかがでしたか?
「最初にU-18に戻ってきた時は、ACLからの連戦でオフがなくて、結構高井が疲れていたのはわかったので、声を掛けながら、カバーの割合を増やしていました」
――自身の攻撃面での手応えはいかがでしたか?
「徐々に、という感じでした。最初は全然ダメだったんですけど、試合を重ねるごとに相手が見えてきて、ボールを動かせるようになっていったかなと思います」
――縦に打ち込むクサビはチームの攻撃のスイッチになっていましたね。
「最初は全然通せる自信も技術もなかったですけど、大関という凄く良い見本がいて、練習から身体の向きだったり、目線というのは彼が上手で、そこを毎日見ながら真似をして、失敗しながらもそれを繰り返した成果かなと思います」
――アウェイの前橋育英戦でゴールにつながった縦パスは素晴らしかったですね。
「その前の試合で結構自分と高井で縦パスを刺せていて、そこで前育も結構中央を閉めてきて、縦パスのチャンスはあまりなかったので、あまり出さないようにしていたんですけど、後半は相手も疲れてきて、やっとスペースができてきたので、ずっとそれを狙っていた中で、ちょうど良いタイミングで刺せたかなと思います」
――1年間プレミアで戦ってみて、自分が一番成長したと思う部分はどこですか?
「気持ちの部分かなと思っています。自分たちはU-15の頃に凄く弱くて、メンタル的にも失点したらガクンと来てしまうようなチームだったんですけど、今年は1点ビハインドでも折れることなく、そこから逆転もできましたし、そういう粘り強さや気持ちの強さが1年を通じて出てきたのかなと思います」
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