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サッカー フットサル コラム 2022年10月28日

シェリフ戦をきっかけにガルナチョは一気に突き抜けられるか

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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アレハンドロ・ガルナチョ

アレハンドロ・ガルナチョ

現地時間10月27日に行われたシェリフとのヨーロッパリーグ第5節、マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テンハフ監督は、アレハンドロ・ガルナチョをようやく先発で起用した。

筆者は解説やSNSなどで、しつこいほど「ガルナチョを使おう」と指摘していた。スピーディー、かつしなやかなドリブルを得意とする18歳の若者を左ウイングに配置し、攻撃に彩を加えたいと考えていたからだ。

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また、ジョージ・ベスト、ウィリー・モーガン、ゴードン・ヒル、ライアン・ギグスなど、数多くの名ドリブラーを産んだユナイテッドの系譜を語り継ぐタレントは、ガルナチョをおいてほかにないとも信じていた。

「アレハンドロのパフォーマンスは素晴らしかった。期待どおりの出来といって差し支えない。シーズン序盤の振る舞いには少々ガッカリしたが。ここ数週間のアレハンドロには満足している。試合、トレーニングに臨む姿勢、決意とも申し分なかった」

「狭いエリアでのボール扱い、相手DFラインの背後に飛び出すタイミング、心地よいテンポのドリブルなど、彼の良さが随所に感じられた。シェリフのようにコンパクトな守備を見せる相手には、アレハンドロの良さがさらに活きる」

地元紙『Manchester Evening News』のインタビューに、テンハフも満足げに答えたという。

そうだったのか。試合、トレーニングに臨む姿勢が甘かったのか。それでは試合に出られない。出場できたとしても時間は限られ、シャリフ戦を迎えるまで、ガルナチョがピッチに立てたのはわずか3試合である。

したがって、シェリフ戦で好パフォーマンスを見せてもうぬぼれず、日々のトレーニング、ロッカールームにおける言動、メディア対応など、まだまだ多くを学ばなければならない。

幸い、ユナイテッドにはクリスチャン・エリクセン、ブルーノ・フェルナンデス、リサンドロ・マルティネス、カゼミーロなど、プロとしての振る舞いが高く評価される同僚がいる。彼らの背中を注視し、あるときはアドバイスを求め、ガルナチョは天賦の才能に磨きをかけていくべきだ。

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