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サッカー フットサル コラム 2022年9月6日

悔し過ぎる“敗退”から1か月。過程を重ねる柏レイソルU-18は勝っても負けても前を向く【高円宮杯プレミアリーグEAST 柏レイソルU-18×横浜FCユースマッチレビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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柏レイソルU-18を牽引するキャプテンの西村龍留

やはりそこは高校生。いろいろな要素がピッチ上のパフォーマンスに乗ってくる。この日のゲームに敗れた陰には、前述した進路のことや、あるいは他の理由があって、いつものような集中力を保てなかった選手がいたのかもしれない。ただ、勝つことだって、負けることだって、それこそ引き分けることだって、サッカーにはある。大事なのはそこに至る過程の部分。クラブユース選手権での躍進を振り返る、瀧澤の言葉が印象深い。

「自分たちは大きな大会で上まで行ったことがなくて、ああいう経験は初めてだったんです。でも、2年生の時から酒井監督と藤田(優人)コーチの体制になって、結構厳しい練習を積んできたので、『やってきたことはしっかり結果に出るんだな』ということがわかったのは凄く大きくかったですね。クラブユースが終わった後も、結構キツい期間があったんですけど、その時も『またここを乗り切れば強くなれる』というチーム全体の認識があったので、あの夏の経験は『自分たちがやっていることは間違いじゃないんだ』という気持ちにさせてくれました」。

もうみんなと一緒にプレーできる機会も、短くなってきていることは否めない。残された仲間との時間に向けて、西村はこう想いを紡いでいる。「残りの活動日数も少ないですし、1日1日の練習をどれだけみんなで濃くできるかというのも、自分たちの練習の雰囲気に懸かってくると思います。あとは、自分たちから後輩へどういうものが還元できるのか、どういうものを残していけるかということもみんなで考えながら、1人1人が行動や発言を後輩に示していきたいですね」。

“抽選負け”からのリスタート。みんなで濃厚な過程を積み重ねてきた今年の柏U-18が、チームとして、またそれぞれが個人として、ここからさらにどういう成長を遂げていくのか、今から非常に楽しみだ。

文:土屋雅史

高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2022 EAST 第13節-2

【ハイライト動画】柏レイソルU-18 vs. 横浜FCユース

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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