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サッカー フットサル コラム 2022年2月9日

間もなく開幕、2022年Jリーグ展望。追走集団が弱体化して川崎の3連覇の可能性大

後藤健生コラム by 後藤 健生
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さて、川崎の3連覇の成否は川崎を追う強豪チームの動向にもかかっている。

しかし、この「追走集団」の中で、「大幅に戦力を強化できたチームがあるか」と問われれば、「ノー」と答えるしかない。

たとえば、昨年の準優勝チームの横浜F・マリノス。シーズン途中で現在の横浜FMを築き上げたアンジェ・ポステコグルー監督がセルティックに移籍したものの、後を継いだケヴィン・マスカット監督が攻撃的スタイルを貫いて間違いなく川崎に次ぐ戦力を保った。

だが、昨シーズン、川崎のレアンドロ・ダミアンと得点王の座を分け合った前田大然がポステコグルー監督のセルティックに引き抜かれ、DFの中心だチアゴ・マルティンスも退団。2019年の優勝時から中心選手マルコス・ジュニオールもかつてほどの絶対的存在ではなくなっているし、そのマルコス・ジュニオールとポジションを争っていた天野純も退団。戦力低下は否めない。

昨年の前半、堅固な守備を軸に川崎を負った名古屋グランパス。夏には現在のJリーグでは最高クラスのストライカー、ヤクブ・シュヴィルツォクが入団。うまくまとまれば、2022年には川崎を脅かす存在になるかと思われたが、堅守速攻型のチームを作り上げたマッシモ・フィッカデンティ監督が退団。「攻撃サッカー」を標榜する長谷川健太監督の下でどのように変化していくのか、未知の部分が大きい(ただし、長谷川監督はFC東京でもフィッカデンティ監督の後を継いでチーム強化に成功した実績はある)。

昨年のチームをうまく継続して強化できそうなのはヴィッセル神戸だけ。神戸は、トマス・フェルマーレンが退団したが、代わって元日本代表DFの槙野智章が加わるなど、的確な補強も付詰めており、安定したチーム作りが進んでいる。

注目すべきはリカルド・ロドリゲス監督体制になって2年目の浦和レッズだろう。

昨シーズンの浦和は従来のメンバーを大幅に変わった中で天皇杯を獲得した。今シーズンも、出場機会を失ったベテラン選手を放出した上で、多くの選手を獲得している。

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