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サッカー フットサル コラム 2021年11月9日

「鉄は熱いうちに打て」。ベトナム戦では古橋や前田を起用してみては?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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点が取れない時には、FWというのはどうしてもシュートの瞬間に力んでしまう。そうなると、シュートというのは入らなくなってしまうのだ。逆に、いったん点が入りだすと、選手たちは余裕を持ってシュートするから、面白いように得点が決まる。

シュートというのは、サッカーの技術の中でも特殊なもの。落ち着いてプレーできるかどうか、気持ちの持ち方一つで入るものも入らなくなってしまう。

この8点を奪って横浜FMが大勝した試合で、前田大然がPKの1点を含めてハットトリックを決め、得点王争いでトップに立った。これも、前田が点を決め続けることによって自信を深め、落ち着いてシュートできているからである。

先制ゴールの場面では、右サイドを独走してシュートしたものの、FC東京のGK波多野豪の長い手で一度はストップされた。しかし、こぼれたボールをすぐに奪った前田は落ち着いてニアを撃ちぬいた。

「乗っているFWは恐ろしい」ということである。

そして、もう一つ「鉄は熱いうちに打て」という格言もある。

つまり、選手というのはある時、積み重ねてきたものが突然開花して今までできなかったようなプレーができる瞬間があるのだ。そして、そんな時に指導者が見逃さずに、積極的に使ってあげると、そのプレーをしっかりと自分のものにすることができる。

とくに、FWというのはそういうポジションなのである。乗っているFWは使いたい。

そう、僕は「代表でも、そろそろ古橋や前田を主役として使ってみるタイミングが来ているのではないか」ということが言いたいのだ。

所属クラブでは活躍を続けている古橋や前田。彼らを、より強いプレッシャーに晒される代表戦、それもワールドカップ最終予選という緊張する舞台でプレーさせることで、彼らの成長をホンモノにすることができるのではないか。

日本代表は、ここ数年にわたって大迫勇也をワントップとして起用し続けてきた。

期待されるのはもちろん彼の得点力でもあるのだが、前線でしっかりとボールを収めて攻撃の起点を作ることができるという点が、大迫を特別な存在としているのだ。相手の屈強なDFを背負ってタメを作ることによって、2列目以下の選手が攻撃参加する時間を作ることもできるし、そこで時間を使うことによって守備的なポジションの選手には立て直しの時間を与えることもできる。

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