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チェイス・アンリ
何と言っても、絵になる男だ。まるでこちらのカメラの腕が上がったのかと錯覚させられるぐらい、走る姿もボールを奪う姿も、素晴らしい写真として記録に残っていく。だが、もちろん風貌だけではない確かな実力も兼ね備えているのだから、恐れ入る。「高校のラスト1年間は、オレらしさを出せるのが一番だと思います。注目されることは嬉しいと言えば嬉しいですけど、謙虚にやらないといけないなとも思っています」。尚志高校の世代最注目ディフェンダー。チェイス・アンリの底知れないポテンシャルは、群を抜いている。
まだ、大舞台でそのパフォーマンスを十分に発揮するには至っていない。1年時の高校選手権では、全国大会の初戦で途中出場を果たしながら、チームはPK戦で敗退。2年生に進級した昨年度はコロナ禍でインターハイが中止になり、選手権でも県予選準決勝で学法石川高校に0-1で敗れ、福島制覇の目標は叶わなかった。
「2年の時の選手権が一番大事だと思っていたので、そこで負けて本当に悔しかったです。準決勝は自分のプレーが全然ダメで、雰囲気も相手に持っていかれていたので、全体的にダメでした」。選手権の全国大会は「自分がそこにいなかったので、見たくなかった」と、ほとんどチェックしていなかったという。
加えて冬の期間は、ケガの影響もあって満足にトレーニングできない時間が続いた。「みんながサッカーしているのを見て、結構メンタル的には大変でしたけど、焦ってやるとまたケガしてしまいますし、そこは『しっかり我慢しないといけない』とトレーナーにずっと言われていたので、我慢しなければいけない所でした」。
それでも、その期間も自分の糧にできるのが好選手の証。体幹のトレーニングに励み、リフティングでボール感覚を維持する傍ら、ひたすらサッカーを見る日々を過ごしていたそうだ。「Jリーグも見ていますし、海外のサッカーも見ていました。サッカーIQを上げるために、自分の好きなセンターバックをしっかり見て、どういう動きをしているかを学んでいました」。
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