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そんな中で、プロの参加が本格的に解禁となり、しかも年齢制限が設けられる直前の1988年ソウル大会のサッカーはハイレベルだった。つまり、この大会では前回までのワールドカップに参加経験がなければ、すべての選手に参加資格があったのだ。
そのため、オリンピック直前の欧州選手権で大活躍した西ドイツ(当時)のユルゲン・クリンスマンやトーマス・ヘスラー、ソ連(当時)のアレクセイ・ミハイリチェンコといったスーパースターたちが参加していたし、ブラジルからはベベトやロマーリオが出場していた。
そんなソウル・オリンピック当時のチームと比べても、東京大会のスペイン代表はおそらくオリンピックのサッカー競技史上最強チームだったのではないだろうか。
オリンピック準決勝という舞台でそんなスペインとの真剣勝負を経験できたのだ。日本にとっては、実に貴重な経験となった。
しかも、日本はパスをつないでの攻撃を試みて真っ向から勝負したのである。
重要なことは、スペインも日本もともにパス・サッカーを志向しているチームだという事実だ。
日本の守備陣は、スペインの攻撃をしっかりと受け止めた。
1996年のアトランタ・オリンピックでは、日本は初戦でブラジル相手に勝利した。
しかし、あの試合ではまさに「雨あられ」という常套句そのままにブラジルのシュートを浴び続け、それをGKの川口能活が奇跡的なセービングで止め続け、またゴールポストにも助けられた試合だった。まさに「マイアミの“奇跡”」と形容するに相応しい内容だった。
だが、今回のスペインとの対戦で日本が115分まで無失点でしのげたのは、奇跡ではない。オーバーエイジの吉田麻也と酒井宏樹はスペインの攻撃を完全に読み切って、完璧なタイミングで相手FWにボールが入るのを阻止し続けたし、コースを完全に予測してシュートブロックに入っていた。前線からのプレスのかけ方も、中盤でのスクリーンも完璧だった。あれだけスペインにボールを握られながら、本当に危険なシーンはほんの数回しかなかった。
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