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サッカー フットサル コラム 2021年6月30日

ウェンブリーでイングランドが完勝。いつもフェアな戦いとなる“特別な試合”

後藤健生コラム by 後藤 健生
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1964年の東京オリンピックで日本がアルゼンチンを破り、翌1965年には初の全国リーグ「日本サッカーリーグ(JSL)」が開幕し、サッカー・ブームと言われていた。それまで、ワールドカップは日本の新聞ではほとんど取り上げられなかったが、この時は「ブーム」に乗っかってそれなりに試合結果が報道され、決勝戦の模様はテレビで録画放送された。

記録映画『ゴール』も封切られ、サッカー好きの少年たちは何日も映画館に通って世界最高峰のプレーやイングランドのグラウンドの美しい芝生や立錐の余地もない立見席の光景に目を見張ったものだ。そして、決勝戦でハットトリックをやってのけたイングランドのジェフ・ハーストの姿を目に焼き付けた。

4年後のメキシコ・ワールドカップは大会終了後に東京12チャンネル(現テレビ東京)の『三菱ダイヤモンドサッカー』の枠で全試合が放映された。準々決勝では前回決勝の再現となるイングランド対西ドイツ戦が実現。点取り屋ゲルト・ミュラーの活躍で西ドイツがリベンジを果たした。さらに1972年には欧州選手権準々決勝(ホーム&アウェー)で両国が対戦。ウェンブリーでの試合ではギュンター・ネッツァーがリードする西ドイツがイングランドを圧倒したが、それもテレビで観戦できた。

1960年代から70年代にかけて、極東の島国のサッカー少年にとってもイングランド対西ドイツは“特別の試合”だったのだ。

実際にスタジアムで観戦した試合としては1990年イタリア・ワールドカップ準決勝が印象に残っている。トリノのスタディオ・デッレ・アルピでの対決。疲労を溜め込んだ中で両チームが全力を出して最後までファイトしたが、1対1の同点のままPK戦に突入。PK戦に滅法強い西ドイツが、PK戦を苦手とするイングランドに勝って決勝に進出。決勝戦でもディエゴ・マラドーナのアルゼンチンを破って優勝を遂げた(大会後に東西ドイツが統一されたので、「西ドイツ」として最後のワールドカップ)。

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