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サッカー フットサル コラム 2021年3月19日

まだまだ完成途上の浦和レッズ。将来への楽しみはあるものの、完成までに時間は必要

後藤健生コラム by 後藤 健生
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今シーズンからリカルド・ロドリゲス監督を迎えて新しいサッカーに挑戦している浦和レッズが、第5節を終了した時点で1勝2分2敗と苦しんでいる。

第5節は、かつて浦和を指揮して、超攻撃的なチームを作ったペトロヴィッチ監督が率いる北海道コンサドーレ札幌との対戦だった。ペトロヴィッチ監督は浦和時代の2016年にはその攻撃サッカーで勝点74を獲得。プレーオフで敗れて準優勝扱いとなっているが、リーグ戦では浦和を首位に導いた名将である。

試合前にベンチに入る時にはペトロヴィッチ監督はステッキをかざしてメインスタンドのサポーターに挨拶を贈ったし、試合前にはサンフレッチェ広島時代からの教え子である浦和の槙野智章とハグをして旧交を温めていた。

人間的な温かみのあるペトロヴィッチ監督らしい光景だった。

試合が始まると、そのペトロヴィッチ監督の下で4シーズン目を迎える札幌が完成度の高さを見せつけ、90分間ほとんどボールを握って攻撃の形を作り続けた。

札幌の左右の幅をいっぱいに使った攻撃に浦和の守備陣は対応が遅れ、また中盤での札幌のプレッシャーでボールを奪われてピンチを招く場面も何度もあった。

一方、浦和の方は相手のミスを拾って繰り出す単発的なカウンターくらいしかチャンスを作れなかった。札幌の決定力不足とGKの西川周作の何度かの好セーブで、浦和としてはなんとか勝点1を拾った試合だった。

もちろん、今シーズンから新監督を迎えたばかりなのだから、完成度が低いのは仕方のないことだ。だが、それにしても第5節の浦和は能動的な仕掛けがほとんど何も出来なかった。

浦和は、第3節の横浜FC戦でリカルド・ロドリゲス監督の下での初勝利を飾ったものの、その後は横浜FMに敗れ、そして札幌相手に内容的に完敗と低迷している。

ただ、横浜FM戦は相手の完成度の高さとスピードに押しまくられはしたものの、浦和も右サイドバックの宇賀神友弥が最前線のポジションまで攻め上がるといったように、「リカルド・ロドリゲス監督らしさ」も出せており、負けはしたものの将来が楽しみになるようなプレーも随所に見られた。

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