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サッカー フットサル コラム 2020年10月30日

「前哨戦」での収穫は五分五分か。FC東京の若手選手のプレーに見た《将来性》

後藤健生コラム by 後藤 健生
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渡辺、小川といったレギュラー組を除けば、HG組の中で良いプレーを見せたのが原だった。191センチという長身に加えて、スピードもボールテクニックもあり、ドリブルを仕掛けながらパスを出す能力も高い。最近、「自分の持ち味をどのように発揮するか」が分かってきたようにも思える。

MFの品田はミスも多かったが、相手のマークからはずれてパスを受けられるポジションを取るのがうまく、その結果としてボールタッチ数が非常に多かった。片鱗を見せた形だ。

そして、こうしたHG組はコンビネーションもよく、パスで崩す意識が非常に高かった。

今シーズンのFC東京は攻撃面では永井とディエゴ・オリヴェイラの2人の好守に渡る献身的なプレー、つまり「個の力」への依存度が高い。ところが、HGの若手多数を起用した柏戦では、パスをつないでのビルドアップが目立ったのだ。

もちろん、それが決定機に結びつかないとか、カットされてショートカウンターを受けてピンチを招いたのも事実だが、それにしても彼らが経験を積んで行けばFC東京というチームが将来どのように変化、成長していくのかを垣間見せてくれたような印象も受けた。

ルヴァンカップ決勝では、長谷川健太監督は当然、D・オリヴェイラや永井をはじめ、経験豊かな選手たちを起用してくるはずだ。柏の選手達も、きっと「10日前とは違う」という印象を受けるに違いない。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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