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サッカー フットサル コラム 2020年9月2日

~浦和レッズユース~“一番大好きなチーム”のために。福島竜弥、3年目の覚悟

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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浦和レッズユース:福島竜弥

より高いレベルで勝負するため、宮崎から浦和へと身を投じて3年。このエンブレムを背負う意味は、誰にも負けないくらい理解している。「レッズの宮崎キャンプにも毎年時間がある限り行っていて、もともと一番大好きなチームだったんです」。“一番大好きなチーム”に所属できる感謝を胸に、福島竜弥は今日もボールを追い掛けている。

2019年は飛躍の年だった。「去年の僕を漢字で現わすなら“変化”を挙げたいと思っていて、1年生の時はBチームでも試合に出られず、苦しかったんですけど、去年は多くの公式戦に出させてもらって、自分自身も成長できたと思いますし、本当に想像していなかったような1年になりました」。時には左サイドバック、時にはセンターバックを任され、プレミアリーグもほとんどの試合に出場。中心選手としてレッズの最終ラインを牽引してみせる。

「守備では対人に絶対的な自信を持っていますし、攻撃では運動量豊富にどんどんオーバーラップするのが自分の持ち味だと思います」と自ら語るように、対人の強さとアグレッシブな攻撃参加がひときわ目を引くが、本人はそれにプラスしてメンタル面にも言及している。

「メンタルは僕の一番のポイントというか、どちらかというと自信を持ち過ぎるタイプなので。少しお調子者というか(笑)、人前に立つことが大好きで、中学の時の体育祭でも応援団長をやりましたし、グループをどうまとめるかとか、そういうことをやりたい気持ちは強いですね」。今シーズンは副キャプテンに就任。ピッチ内外でのリーダーシップも求められる1年になりそうだ。

昨年は2種登録選手としてトップチームの練習にも参加。「自分の中でできるプレーが明確になったので、あの経験は本当に良かったかなと思います。対人の所では手応えがありましたけど、プレーのスピードや質はまだまだ足りないなと」。プロとの差を体感しつつ、改めてその舞台に到達したいという気持ちが高まったことは言うまでもない。

ようやく始まる公式戦。故郷の宮崎から単身で飛び込んだユース最後の1年を良い形で締め括るため、福島は想いを新たにしている。「本当にもう残り少ない時間ですけど、悔いの残らないようにしたいですし、最後はみんなで笑って終われるように1日1日を大切にして、全部の試合に勝つつもりでやっていきたいなと思います」。

浦和レッズユース。7番。福島竜弥。少しお調子者のレフティに是非ご注目あれ。

文 土屋雅史(J SPORTS)

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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