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サッカー フットサル コラム 2019年8月24日

2020大会もラグビーW杯も入場券は高倍率。21世紀の日本に根付いてきたスポーツ文化

後藤健生コラム by 後藤 健生
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サッカーだけではない。1964年当時の日本人は、見るスポーツとして馴染みがあったのはプロ野球、大相撲、プロボクシングにプロレスくらいなものだった。その他は、すべてが初めて見るスポーツだったのだ。

そして、その1964東京大会から半世紀以上が経過した現在、サッカーは超人気種目の一つとなったし、その他の競技も申し込みが殺到している。

スポーツ先進国であるヨーロッパやアメリカを除いて、これだけスポーツ人気が高い国はあるまい。たとえば、2002年の日韓共催のワールドカップで、韓国の会場は韓国代表の試合以外は空席が目立ち、日本人のファンで日本国内の試合の入場券が手に入らなかった人たちの多くが韓国に渡って観戦した。自国の選手以外の試合でも高い入場券を払ってでも観戦するという文化は、アジアでは日本だけのものだ。韓国でも、中国でも、あるいはスポーツに力を入れている中東の湾岸産油国でも、多くの人は招待券などでスタジアムに入場するのが普通のことだ。

いや、スポーツだけではない。最近の日本では、コンサートなどでもライブの入場者が増えているそうで、コンサート会場となるアリーナの不足が言われている。

スポーツでも、コンサートでも、「入場料を払ってでもライブで楽しもう」というのが今の日本人なのだ。そうした“文化”にお金を使うことができる日本人。高度経済成長の夢は遠い過去のこととなり、経済的格差が人々を切り裂いている。そんな時代ではあるが、文化に対する支出が増えている日本の社会はまんざら悪い社会ではないのかもしれない。

後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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