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今週のプレミアムゴールは、プレミアリーグ第33節マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドの後半8分に決まった、ポール・ポグバの反撃弾!
前半と後半で、内容がひっくり返った。ゴールチャンスをことごとく外したシティが、前半は2ゴールに留まった。いや、2ゴールも挙げておきながら、“留まった”という表現は珍しいが、シティがそれだけのビッグチャンスを量産したのは確かだ。
ところが、後半は流れがユナイテッドへ傾く。前半はシュート0本、ペナルティーエリア内のボールタッチ数も1回しか記録できなかったユナイテッドが、次々と敵ゴールに迫った。
後半8分、ポゼッションしながら高い位置に人を集めたユナイテッドは、右サイドに流れたサンチェスが、DFオタメンディのマークを振り切ってターン。鋭くカットインすると、敵に捕まる前に、中央のエレーラへ絶妙な浮き球のパスを送った。
その間にいたポグバは当初、この浮き球に反応しようとしたが、自分をねらったものではなく、頭上を越えると判断すると、すぐに前方のスペースへ抜け出した。そして、エレーラが、このポグバに合わせ、胸でボールを落とす。
一つ飛ばしで左右に振り、その間を3人目が駆け抜ける。定番かつ効果的なコンビネーションだ。シティのセンターバックは2人共、エレーラとサンチェスに釣り出され、最後はフリーのポグバがゴールネットを揺らした。
これで1点を返し、さらに勢いに乗るユナイテッド。逆にシティは動揺があったのか、2失点目と3失点目はミスで穴を作ってしまい、まさかの2-3で逆転を許してしまった。その風穴を開けたのは、まさしくポグバが挙げたゴール。これが反撃の狼煙だった。
サイドをねらい、何度もカットアウトしたサンチェスのプレーも、このシーンに限らず、重要だった。センターバックを引っ張り出し、中央にスペースを作った働きが効いた。サンチェスは3得点すべてに絡み、クオリティーの高いパスで2アシストを記録している。
人によって見方はさまざまだが、個人的にはサンチェスのプレーは、ユナイテッド加入後から、ずっと良かったと思っている。元々の期待値が高いので、ゴール周辺だけを見ると、プレーは物足りなく映るかもしれない。だが、そもそもユナイテッドの攻撃陣は同じタイプが多い。サンチェスがアーセナル時代と同じプレーをすれば、たちまち大渋滞を引き起こしてしまう。
だからこそ、サンチェス自身がその空気を感じながら、パスでチームを動かし、ユナイテッド仕様の味を付けていた。サンチェスが加入してから、ルカクも調子を上げたし、化学反応は起きている。必要なのは、連係やバリエーションを増やす時間だった。
清水 英斗
サッカーライター。1979年生まれ、岐阜県下呂市出身。プレイヤー目線でサッカーを分析する独自の観点が魅力。著書に『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』、『サッカー観戦力が高まる~試合が100倍面白くなる100の視点』、『サッカー守備DF&GK練習メニュー 100』など。
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