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サイクル ロードレース コラム 2024年4月20日

【Cycle*2024 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム:プレビュー】春の伝統レースのフィナーレを飾る152.9kmの女子レース、強く美しい戦いを待ちわびる

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム

2023優勝のフォレリング。左はロンゴボルギーニ、右はマーレン・ロイサー

過去7大会では、アンナ・ファンデルブレッヘン(2017、2018)、アネミエク・ファンフルーテン(2019、2022)、現SDワークス・プロタイムのデミ・フォレリング(2021、2023)とオランダ勢が6勝。英国のエリザベス・ダイグナンが2020年に優勝している。過去の優勝者リストを見ても、山岳に強い細身の選手が強みを発揮するレースであることは確かだ。

男子と女子は4日前のフレーシュ・ワロンヌと同様に同日開催のレースとなる。そして興味深いのは4日前と同様に男子レースが先陣を切って走り、女子がその後に続くというところだ。かつてツール・ド・フランスが、男子のコースを短縮して女子レースを同日開催していた時代があったが、言葉は悪いが「女子は男子の前座」という位置づけが少なからずあったはずだ。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム

コースマップ

ところがこのレースでは最後にリエージュにゴールしてくるのは女子。その理由としては、男子の1時間半前には興行的な広告キャラバン隊が隊列を組んで走っているなど物理的な背景がある。また、女子レースの推定時速は男子よりも1時間につき4km遅いため、2つのレースが接近する危険性を排除するという理由も少なからずある。ただ主催者のねらいは女子レースの価値観向上で、このあたりの詳細は「フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌのレビュー記事」を参照のこと。

いずれにしても男子はリエージュを午前10時にスタートし、バストーニュを12時30分前後に通過する。女子はバストーニュをおよそ1時間後にスタートし、リエージュのゴールには男子が16時半前後、女子が18時前にやってくる。だからバストーニュからリエージュまでの沿道に陣取っていれば、2タイプのプロレースを楽しむことができるのである。

春のクラシックシーズンはこれまで、4月6日のパリ〜ルーベ ファムでロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が接戦を制した。アムステルゴールドレース レディースではロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)を逆転したマリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が優勝。パワフルな選手らが主役だったが、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファムでは各チームともエースを差し替えてくる。

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