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【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
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【Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ:レビュー】タデイ・ポガチャル驚異の強さ! ステージ4勝と64年ぶりの大記録に「今が一番バイクとの時間を楽しめているかもしれない!」
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル
【ハイライト】ボルタ・ア・カタルーニャ 第7ステージ|Cycle*2024
超級山頂フィニッシュを笑顔で飾るポガチャル
しかし、今回のポガチャルにはすべてを自分のものにしてしまう強さがあった。ランダの動きをチェックするや、カウンターアタックで独走態勢に持ち込んだ。ランダにして「さすがについていくのは難しかった」と言わせた走りは、前日より長い7.3kmを独走。2日続けて山頂を征服した。
レースを完全に支配したポガチャルは、スプリンターが活躍した2ステージをはさんで、第6ステージでギアを入れ直す。この日はヴィスマ・リースアバイクやモビスターが集団を牽引し、複数の山越えで人数を絞り込む。この流れを静観し、着々と距離をこなしていたレースリーダーが腰を上げたのは、フィニッシュまで29.2km。最後から2つ目の上りを進んでいる間の出来事だった。
「僕たち(UAEチームエミレーツ)が集団をコントロールすることに満足していない選手やチームがいたみたいなんだ。予定では最後の上りまでペースを作ることだった。ただ、意識的にスピードを上げるチームがいくつかあったので、自然と集団の人数が絞られていった。だったら自分ひとりで行ってしまおうと考えを切り替えたんだ」(ポガチャル)
かくして、獲得標高4000m超の「エピックステージ」での29.2km独走劇が完成。1ステージを残して、何事もなければ大会制覇は決まったようなものだった。何事もなければ……。
何事もなく終わるわけがなかった。どこまでも勝ちたい男である。ボルタ・ア・カタルーニャのハイライトにもなるモンジュイックの周回をゆく大会最終日。23人で飛び込んだフィニッシュの先頭には、またしてもポガチャルが立っていた。
「本当のことを言えば、マルク・ソレルでも、ジョアン・アルメイダでもよかったんだ。最後の数キロでアルメイダが飛び出したときは、彼が逃げ切ることもイメージしていたし、それがかなわなければ僕がスプリントをしようと思っていた」(ポガチャル)
最終局面を前にアルメイダが飛び出し、それを他の選手たちが追走。その後ろで脚を温存させたポガチャルは、集団に吸収されたアルメイダに代わって加速する。指で4勝を示してのウイニングセレブレーションは、ステージ優勝・個人総合優勝・ポイント賞・山岳賞を同時に確定させた“4賞”を意味するものともなった。
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