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【J:COM presents 2023 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム:レビュー】まさにドリームチームのメンバーたちが2023シーズンのフィナーレを飾る
サイクルロードレースレポート by 山口 和幸アンバサダーのマルセル・キッテルと清水勇人さいたま市長がスタートフラッグを持つ
「J:COM presents 2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催され、ツール・ド・フランスで4年連続ヤングライダー賞を獲得しているタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が、2023ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のセップ・クス(米国、ユンボ・ヴィスマ)を接戦の末に制して初優勝した。
ツール・ド・フランス最終日のパリ・シャンゼリゼで表彰台に登った選手らが、そのとき獲得したリーダージャージを身に着けて来日し、駅至近に特設された1周約3.5kmのサーキットを17周走って着順を競うツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。この日は季節外れの暑ささえ選手らを歓迎しているかのようで、沿道を埋め尽くした熱心なファンは世界のトップ選手の熱き戦いを満喫した。
キッズレースで子どもたちとバトルしたヴィクトル・ラフェ、カヴェンディッシュ、サガン
2020、2021年の総合優勝者ポガチャルは、やはり日本のファンに最も注目される存在だった。優勝最有力のポガチャルをいかにして勝たせるか? UAEチームエミレーツが取った作戦は、序盤のレース活性化を他のスーパースターたちに任せることだった。
スタート直後から日本のファンを熱くさせたのは、ツール・ド・フランスさいたまのアイコン的存在、クリストファー・フルーム(英国、イスラエル・プレミアテック)だ。
2013、2015、2016、2017年の総合優勝者フルームは今回、ツール・ド・フランスクリテリウムレジェンドチームとして参加。史上最多タイ記録となるステージ34勝のマーク・カヴェンディッシュ(英国、アスタナ・カザクスタン)、ポイント賞7回獲得のペーター・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)、そしてアダム・ハンセン(オーストラリア、WSA KTMグラズ・レオモ)とチームを組んだ。
それにしてもまさにドリームチームだ。かつて世界選手権を3連覇したサガンはロード選手としてはラストイヤーなので、ロードレースを走るシーンはこの日が見納めだ。ハンセンは、グランツールに29回出場、完走26回、連続20回の完走という不滅の記録を持つ鉄人。一時は現役引退したが、現在は復帰をして登録上はこのチームに所属している。
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