人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【J:COM presents 2023 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム:レビュー】まさにドリームチームのメンバーたちが2023シーズンのフィナーレを飾る
サイクルロードレースレポート by 山口 和幸J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル
【ハイライト】J:COM presents 2023 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム|Cycle*2023
果敢な走りを見せた新城幸也
結果的にフルームは、レース全体のアグレッシブな走りが評価され、今大会の敢闘賞を受賞した。
こうしてフルームはスタート直後から主導権を掌握した。そんなかつてのツール・ド・フランスチャンピオンに、日本の畑中勇介(キナンレーシングチーム)、藤田涼平(スペシャルチームジャパンforさいたま)ら4選手が反応した。後続集団でこの動きに反応したのは、新城幸也をエースとして起用したバーレーン・ヴィクトリアス勢だ。
クリテリウムメインレースの前に行われたチームタイムトライアルでは、バーレーン・ヴィクトリアスチームがトップタイムで優勝していた。2023ツール・ド・フランス第10ステージ優勝のペリョ・ビルバオ(スペイン)をメンバーに入れた実力チームだ。
悲願のチームタイムトライアル優勝を果たしたバーレーン・ヴィクトリアス
「1週間前のシンガポールクリテリウムでチームタイムトライアルは3位とあとわずかだったので、この日は絶対に勝とうとチーム全員で意気込んでいた」と新城。優勝が決まったときは、ガッツポーズで喜びを表した。そしてクリテリウムレースでも、山岳スペシャリストのビルバオをアシストとした新城はポイント賞や山岳賞を積極的に狙っていく果敢な走りを見せた。
バーレーン・ヴィクトリアスのこのペースアップにより、フルームらは2周目で吸収された。カヴェンディッシュがスプリントポイントを先頭通過して、ポイントを獲得。カヴェンディッシュはその後もしっかりと得点を積み重ねて、最終的にポイント賞を獲得している。
2023シーズンのフィナーレとなるシンガポールとさいたまのツール・ド・フランスクリテリウムにおいて、トップ選手のなかで親分肌の存在となったのがカヴェンディッシュだ。
「これからのロードレース界で成長していくのはアジア圏。だからボクたちはアジアの人たちにその魅力を最大限に伝えられるように、サインやセルフィーなど気軽に応じよう」と若手選手にアドバイスしていた。来日中最もにこやかに、そして時差ボケなどの疲労を包み隠してメディア対応などをこなしていたカヴェンディッシュの姿があった。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!