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【J:COM presents 2023 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム:レビュー】まさにドリームチームのメンバーたちが2023シーズンのフィナーレを飾る
サイクルロードレースレポート by 山口 和幸しかしポガチャルがそれを容認するわけがない。ポガチャルが先行するクスにピッタリと食らいつくと、脚を使い果たしたサガンがここでたまらず脱落。優勝争いはポガチャルとクスに絞り込まれた。
最後のアンダーパスの上りでクスがアタックするが、グランツールだけでなくワンデーレースで数々の勝利を収めてきたポガチャルに分があった。カウンターアタックしたポガチャルが最後はクスに差をつけてガッツポーズでフィニッシュ。第9回ツール・ド・フランスさいたまは初参加のポガチャルが栄冠を掴んだのである。
ポガチャルがクスを抑えて優勝
「日本に来ることができて、そしてこの素晴らしい雰囲気の中で走ることができてとてもうれしい。日本のファンの前で勝つことができたことは、一生忘れることができない思い出となった」
人気選手だけに来日中は多忙で、その横顔に疲れを見せることもあった。それでもファンの前ではいつものポガチャル。次なるターゲットは2024ツール・ド・フランスでのマイヨ・ジョーヌ奪還であることはブレることない。
ツール・ド・フランスのスーパースターが実力をいかんなく発揮した日本でのシーズン締めくくりレース。2024年はもちろん第10回記念大会である。
文:山口 和幸
山口 和幸
ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。
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