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サイクル ロードレース コラム 2023年7月22日

【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:プレビュー】“ラストダンス”アネミエク・ファンフルーテンは2年連続「トリプルツール」なるか!? 今季のウィメンズグランツール最終戦はスター勢揃いの夢の競演

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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ツール・ド・フランス ファム

ツール・ド・フランス ファム

サスペンス要素満載のツール・ド・フランスの熱気は、そのままウィメンズシーンに移される。「女性版ツール・ド・フランス」ツール・ド・フランス ファムが7月23日から30日までの会期で開催。同23日は男子ツールがパリ・シャンゼリゼで大団円を迎えており、われわれは休むことなくレースが堪能できる。

「女性版ツール・ド・フランス」と前記したが、もはや「ツール・ド・フランス ファム」としてその存在価値は十二分に確立されていると言える。大会そのものの歴史は浅いが、いまに至るまでは主催者、関係者のみならず、選手たちの尽力も大きなものであった。

さかのぼること10年前。いまもウィメンズプロトンのキャプテンを務めるマリアンヌ・フォス(ユンボ・ヴィスマ)ら数人が、ツール・ド・フランスを主催するA.S.O.(アモリ・スポル・オルガニザシオン)に女性版ツールの開催を嘆願。これが世界中で大きく報道され、さらには10万人を超える署名を集めることに成功。A.S.O.は2014年にツール関連イベントとしてウィメンズレース「ラ・コルス・バイ・ル・ツール・ド・フランス」を立ち上げた。

初年度は男子ツールの最終ステージに先立って、シャンゼリゼ通りで開催。初代女王にはフォスが輝いた。以降、数年間は男子ツールと併催する形で実施。そこには、男子ツールとの「ステージ共有」や「両レースの連動性によるメディア配信の効率性」といった、A.S.O.のねらいがあった。

しかし、ウィメンズプロトンからは「男子レースの影に隠れてしまっている」「運営努力に欠けている」といった批判が相次いだ。男子ツールと同様に平坦・丘陵・山岳・タイムトライアルといった複数の要素で構成されるステージレース化を求める声も増えたが、当時のA.S.O.は物流上、財政上の理由から男女同時期のステージレース化は困難と判断。持続可能なイベントを目指し、あらゆる工夫が必要だとの見解を示した。

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