人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2023年7月22日

【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:プレビュー】“ラストダンス”アネミエク・ファンフルーテンは2年連続「トリプルツール」なるか!? 今季のウィメンズグランツール最終戦はスター勢揃いの夢の競演

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line
ツール・ド・フランス ファム

ツール・ド・フランス ファム

上記3人以外にも力のある選手が多数。昨年の個人総合トップ10がすべて今大会に乗り込むだけに、マイヨ・ジョーヌ争いで誰が抜け出しても不思議ではない。前回の個人総合3位カタジナ・ニエウィアドマ(キャニオン・スラム レーシング)、ジロ個人総合2位のジュリエット・ラブー(チーム ディーエスエム・フィルメニッヒ)も確実に上位に食い込んでくるはずだ。

大会初日からハイレベルな戦いとなるであろうスプリント。こちらは前回大活躍のロレーナ・ウィーベス(チーム SDワークス)と今季ブレイクのシャーロッテ・コール(チーム ディーエスエム・フィルメニッヒ)が直接対決。

両者は昨年までチームメートで、ウィーベスのスプリントをコールがアシストする関係にあった。ウィーベスが現チームへ移籍し、コールはエーススプリンターに昇格。今年の対戦成績は、コールが3勝、ウィーベスが2勝(ともにスプリントに絡んだケースに限定)。コールはブエルタで、ウィーベスはジロでそれぞれ勝ち星を挙げている。今大会最初のマイヨ・ジョーヌはふたりのどちらかになる可能性が高い。

フォスもまだまだ健在。ブエルタでは貫録のポイント賞を獲得。ジロでもステージ上位入りを繰り返しており、ツールもしっかり合わせてくるだろう。昨年はステージ2勝を挙げてマイヨ・ヴェールを獲得。中間スプリントとフィニッシュで効果的にポイントを稼げば、ポイント賞2連覇も大いにありうる。

5月のライド・ロンドンクラシックで落車負傷し戦列を離れていたエリーザ・バルサモ(リドル・トレック)は、ツールが復帰戦。2年前に世界選手権を制したスピードを生かす機会がやってくるか。

そして日本勢で唯一、與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)がスタートラインにつく。6月下旬の全日本選手権を制し、日本チャンピオンジャージでツールを駆ける。歴史的な瞬間を目に焼き付けよう。

レースの華、4賞ジャージは男子と同様に、個人総合時間賞「マイヨ・ジョーヌ」、ポイント賞「マイヨ・ヴェール」、山岳賞「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」(水玉)、ヤングライダー賞「マイヨ・ブラン」。このほか、チーム総合時間賞、総合敢闘賞の表彰が大会最終日のポディウムで催される。

今大会の賞金総額は25万ユーロ(約3900万円)で、個人総合優勝者には5万ユーロ(約780万円)が贈られる。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ